バンコクの和食店は今でこそ当たり前のようにあちらこちらに存在しているけれど、ひと昔前、ふた昔前のタイ人がイメージする和食は、たいがい、「ししゃも」、「かにかま」、「はなみ(かっぱえびせん風スナック菓子)」がゴールデントリオでした。
回転寿司のテーブルに、ししゃもフライの皿が延々と補充されていた時代もあった。
今でもタイ人客率100パーセントのお店では「ししゃもフライ定食」が人気メニューらしく、実際にはどれぐらいの栄養があるのかわかりませんが、タイ人といっしょにししゃもをオーダー。
タイでは「卵もちのお魚」と呼称されているだけあって、卵の食感がたまらないのだそうです。
秋篠宮殿下が訪タイ時には必ず足を運ぶ本格的和食店にも三尾で300円の、見るからに日本酒が欲しくなる見事な樺太ししゃもが置いてあったけれど、今でもあるのかな。