シェンカー野郎の友人
をも感動させている、デフ・レパードとホワイトスネイクの共演。
この二大ブリティッシュ・ハードロックバンドの興行力が著しく低下しているとは僕は思わないし、鑑賞する側はエイリアン対プレデターよりもエネルギーが必要とされそうなジョイントツアーの裏舞台には、ミック・ジャガーのアドバイスがあったのだということを今さらながら知りました。
■カヴァーデール、ミックの助言で復活
(「夕刊フジ」7月23日)
「そういうジャガーさんご自身は、「アンダーカヴァー」
や「ダーティー・ワーク」
の時は何をしていましたか?」
と言いたいところですが、むしろ、そういう時期があったからこそ、ミックの言葉に重みが増しているカンジもします。
ちなみに、ストーンズがビルボード・アルバムチャートで1位になったのは、直近では1981年の「刺青の男」
。
シングルチャートに至っては、78年の「ミス・ユー」
が最新の1位。
現在の集計方法であったのなら、「チャート1位」「トップ10ヒット」がさらに多かったのか、もっと少なかったのかはわかりません。
MTVブームに少なからず連動していた80年代は、ブルース・スプリングスティーンですらも一枚のアルバムから7曲ものシングルカットを連発してしまったが為に後年の活動を「売れました」「売れませんでした」で語られていた時期もあったけれど、ホワイトスネイクも「イズ・ディス・ラヴ」(写真)からようやく解放されたということなのであろうか。
ハードロックの敷居が高い某国でも有名な「ラヴ」が、世界的名曲であることに変わりはないけれど。
それにしても、ハードロッカーのPVというと決まって、セクシー美女が登場してくるあたりも無駄に楽しかったものです。
◆「イズ・ディス・ラヴ」収録アルバム
1987年発表
■UK盤収録曲
1. Still of the Night
2. Bad Boys
3. Give Me All Your Love
4. Looking for Love
5. Crying in the Rain
6. Is This Love
7. Straight for the Heart
8. Don't Turn Away
9. Children of the Night
10. Here I Go Again 87 [1987]
11. You're Gonna Break My Heart Again