主治医を抱えるほど、僕は社会的に高いトコロに座っているわけではありませんが、とりわけこの2年半ほどお世話になっていた病院の先生が引退した。
先生がいなくなっても健診通院は続けているけれど、診察の先生が毎回違うとなると、不信とまではいかないものの、大きな違和感をぬぐえない。
もっとも、僕の健康もそれだけ元通りに戻りつつあるコトなのかも知れませんが、「次はあちらに」「次はこちらに」と院内をグルグル回しにされていると、ブラック・ジャックの一話「流れ作業」を思い出す。
医療費を安く仕上げるために、患者を格安理髪店の客のように扱う総合病院に対して、「それが医療か。患者の気持ちにもなってみろ」とブラック・ジャックが一石も十石も投じるエピソード。
しかし、バンコクの大病院がマンガと違うのは、流れ作業で安くなるどころか、人件費その他で却って高くついているカンジがするのは、単なるビンボー人の悩みなのだろうか。
「医療も立派なビッグビジネスである」
と云われてしまえば、小市民の僕は「ハイ、そうです」と返す言葉もない。
