王族縁戚者は辞退したバンコク聖火リレー | ローリング・ストーンズ野郎の雑記
アジア通貨危機の真っ只中にもかかわらず1998年のアジア競技大会の成功に気をよくしたタイは、2008年オリンピック招聘に気炎をあげた。
当時の日系ホテルの前には開催日も決まっていないのに、

「バンコク五輪まで、あと●日」

といった電光掲示板が登場したものですが、バンコク五輪ははかない幻想に終わった。

そのバンコクにも、世界各地で何かと話題の北京五輪の聖火がやってくる。
バンコクでのアンカーをつとめるのは、アテネ大会でタイ人女性としては初の五輪金メダリストとなったパウィナ(写真右)。
中国政府の大会実行委員がシリントン王女に聖火灯を手渡す映像がテレビでも放映された。

親中政商としても有名なタクシン先生のハナ息がかかりまくった現政権下のタイではあからさまなチベット弾圧抗議活動は見られませんが、それでも、先日はタイ王族の血をひく女性が聖火リレーを辞退 したことが話題になっていた。

ソ連のアフガニスタン侵攻でアメリカがボイコットしたモスクワ五輪、その報復で東側がボイコットしたロス五輪をはさんで、僕個人はミュンヘン、モントリオールで盛り上がったオリンピックの火は消えてしまった。
大昔の話では、大会当事者の日本が日中戦争を起こしたせいで大会そのものが中止となっている。

モスクワボイコット決定時の山下泰裕の涙には当時は純情少年だった僕もモライ泣きしそうになったけれど、今の中国政府がチベット人を殺戮している姿は29年前のアフガン侵略軍とどこがどう違うのだろうか。

タイ政府、聖火リレー妨害を警戒 (「バンコク週報」4月18日)
<聖火リレー>妨害外国人は国外退去 タイ (「毎日新聞」4月18日)

写真は、聖火リレーのコース。
クルマで走ったら大変な時間がかかりそうな場所ですが、距離は10キロ弱とのこと。