「ヒットチャートの中にアナタがたの席もあります」 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記

タイフルーツさん のバンコクのお店が紹介されたこともある人気テレビ番組に甲斐よしひろが出演し、キムタクや慎吾ママたちと「HERO」を歌った時の動画 をユーチューブで見つけたりすると、ちょっとした隔世の感にとらわれてしまう。


甲斐よしひろ著「荒馬のように」(1979年刊)の中には、テレビ芸能界では「チューリップの弟分」的扱いで「裏切りの街角」がヒットしていた頃のアイドル雑誌カメラマンとイザコザが述懐されていた。


しかし、甲斐はカメラマンに手をあげることなく、その時の屈辱をぐっとこらえることでライブバンドの立場を確立し、数年後の「HERO」ヒット時に「噂」 という曲を書き、水割りグラス片手の歌謡番組出演 もやってのけたのかも知れない。

他人の楽曲「駅」を歌う前に、バンドではなく歌唱グループとして扱われていた頃の「裏切りの街角」を歌った、先日のテレビ出演 を見ながら、「あの頃の甲斐のツッパリはまだまだ残っているんだなァ」と僕は自分に都合よく解釈したものです。


◆「噂」収録アルバム


甲斐バンド
マイ・ジェネレーション(紙ジャケット仕様)
1979年10月発表
■収録曲
01. 三つ数えろ
02. 感触(タッチ)
03. 港からやってきた女
04. 街路
05. 100万$ナイト
06. 異邦人の夜(シスコ・ナイト)
07. 特効薬
08. 噂
09. グルーピー
10. 熱狂(ステージ)
2007年版ボーナストラック
11. 荒馬
12. 安奈(TV MIX)

※ライヴ

甲斐バンド
100万$ナイト(紙ジャケット仕様) ※ライヴ