
シネプレ前のイルミネーションは、やはり 今日まで続いていた。
昼間は排気ガスでススけていますが。
タイ人ストーンズ女をはじめ、華人、華僑の知人友人が送ってくる携帯電話メッセージの消音振動モードがブルブルブルブル鳴っています。
携帯電話といえば、タイに赴任されて、日常生活にもひととおり慣れてきた外国人が、「ん?」と首をかしげざるをえないのは、タイ人の間違い電話時の対応ではあるまいか。
かかってきた電話を受けると、いきなり、
「ティ、ナイ(そちらはどこですか)?」
「カイ、プー(誰が話してるんですか)?」
と来る。
オーストラリア、インド、イギリスでは電話を受けたほうが自分の名前の代わりに電話番号を伝える習慣があるけれど、タイではかけてきたほうが「あんた、誰よ?」。
こっちがタイ人じゃないとわかると、ご丁寧にも英語で「フー・アー・ユー?」。
僕が風説を流布しているわけではないことは、タイで暮らしてる方々はわかってくださると思います。
かつてのタイでは悪天候時には電話回線がよく混線し、また、携帯電話普及黎明期にも高速道路走行中は混線したので、「あんた、誰?」ではじまる電話礼儀が定着したのだそうですが、インフラが改善された今でも「あんた、誰?」は終わらない。
「間違い電話ですね」「ロングナンバー」と伝えて、咄嗟に「あ、ごめんなさい」と対応する人もいれば、そのまま電話を切る人がいるのは日本でも同じだと思いますが、タイでは同じ間違いを3度も4度も繰り返すババボボもいます。
しまいには、「はよう、●●に代わってや!」と逆ギレするコンティンもいるから、面白い。
もっとも、僕は日本の独居老人の万が一のことも考えて就寝中も電話はオンにしているので、そういう夜中にババボボに逆ギレされた時は「面白い」とばかりも言ってられないんですけどね。
夜中にのうのうと電話をかけてくる人間に向かって、「番号を間違えてるのはアナタのほうなんですよ」と諭そうとすること自体が、無理な相談なのかも知れません。