と、シタリ顔で言いふらすのは、けっしてタイ人ではありませんが、皮肉にも、日本国内では敗訴確定した訴訟がタイ国内では日本人が勝訴した、というニュースが伝わっています。
■ウルトラマン著作権侵害訴訟、円谷プロがタイ最高裁で全面勝訴 (「日経トレンディネット」2月6日、ほか)
■ウルトラマン裁判、タイで円谷勝訴 (「日本語総合情報サイト@タイランド」2月6日)
■4歳の男の子、母を襲った変質者を撃退 (「バンコク週報」2月5日)
タイではキティちゃん
だけではなく、ウルトラマンも仮面ライダーも人気が高い。
「帰ってきたウルトラマン」あたりまでがオコサマ時代ド真ん中だった僕も、友人のガキ息子さんから、「おっちゃんは怪獣の名前をたくさん知ってるね。もっと教えてよ」といつまでも尊敬されています。また、格闘技愛好家としても知られている日本人社長氏の趣味も関係していたのだと思いますが、日系信販会社のタイ法人がウルトラマンをあしらった大看板を幹線道路ぞいに掲げていた時期もある。
もちろん、商標つきで。
しかしながら、東映が早い時点で仮面ライダーの著作権などの管理 に乗り出したことに比べて、ウルトラマンが長らく灰色状態だったのは、渦中のチャイヨー社長 が「円谷英二の弟子」だというフレコミも少なからず関係していたのではあるまいか。
同族経営の円谷プロの怪獣ブーム終了後の財政的窮地をすくったのはタイで合作した映画だった、という話も残っています。
「仏像をイメージした私のアイデアが、最終的にウルトラマンのデフォルメに採用されたんですよ」
と昔を回想するチャイヨー社長の言葉に、怪獣博士のおっちゃんたちはもちろんのこと、日本からの取材陣までもが、
「言われてみれば、そんなカンジだな」
「「ウルトラマンをつくった男たち」は外国にもいたんですね」
とみんながひざまずいてしまい、権利者らしからぬビデオCDなどの粗製濫造を指摘する声は少なかった。
地場デパートやバジェットスーパーのワゴン内乱売商品がチャイヨー社の関知しないところだったとしても、それを整理せずに青い目や目が四角の ウルトラマンシリーズを作り、自分の利権だけを拡大しようとしたあたりが、伝道者としてのチャイヨー社長の限界だったのかも知れない。
チャイヨーウルトラマンに、ジャミラやペガッサ星人のようなストーリーはあったのだろうか。
2009年完成予定といわれているウルトラマン記念パーク(1枚目の写真)にはアンヌ隊員も表敬訪問したことがありますが、チャイヨー社はこれからもウルトラマン商戦の重要な戦力であるオコサマたちの存在だけは忘れないでくださいマシ。


