3日未明のメンテを経て、アメーバブログにさらなる新機能が追加された。
ブログ訪問者の方々に大きく利する機能ではないけれど、まるでソーシャルネットワークサービスのようにプロフィール欄に「誕生日」「血液型」「出身地」などを半ば強制表示させられてしまうことになった。
しかしながら、そこに「ローリング・ストーンズ日」「ローリング・ストーンズ型」「ローリング・ストーンズ村」と書き込んでいる人間のブログにはなんの公共性もないけれど、このブログにはストーンズ・ファンのみなさんをはじめ、タイランド内外で僕個人と面識がある方々も時おりアクセスしてくださっているので、「クーデターとその後」の話は不定期的に続けます。
3日のクーデター関連ニュースは、「タクシン前首相、タイ愛国党党首を辞任」 。
クーデター後、一時は、「弁当箱はロンドンかシンガポールでリモート政権をつくるツモリじゃないのか?」という憶測も流れたけれど、党首辞任表明によって、その方向性はついえた。
そもそも、タクシンが「傀儡政権」の醍醐味を知っているタマだったら、ここまで騒ぎは大きくならなかった。
国際世論から「民主主義の後退」と嗤われることもなかった。
お庄屋サマなき後のタイ愛国党はワレサキに逃げ場を求める外様議員さんが後を絶たず、タイ憲政史上稀有の巨大政党も今や崩壊寸前 らしい。
かつてタイ民主党が党存続の危機に陥った時には、「俺のクビでよければ、これで我慢してくれないか」と5年間の公職追放を買って出た生涯一汚れ男のサナンという人物がいたが、今のタイ愛国党には、「これからはワタクシが党首でざますのよ」のザマスメガネのスダラット女史 ぐらいしか残っていないんじゃないか。
「嫌煙運動の女神」として在タイ外国人の間でも一躍有名になったスダラット・ケユラパン↓
実力派政治家たちが自己保身に忙しくしているなか、タイ愛国党支持の民間人の動向は推して知るべしところで、都内各地の夕方公園「100人エアロビクス」も場所によっては今や「20人エアロビクス」に縮小し、党員資格の有無に関係なく、エアロビクスが本当に好きな人たちだけが残っているようだ。
僕の知っている範囲で話せば、それらのエアロビクス会員は、その都度、自治会費300円程度を納めれば、「地方生活者慰問」という大義名分のもと、観光バス50台総出でプーケットやチェンマイほかの有名観光地への数日数泊の観光旅行に出かけた。
アゴアシ全括旅行が楽しめるのなら、会社や工場やお店を休むことなど、なんとも思っていなかった。
「それがタイ人だ」と言ってしまうとミもフタもないけれど、そういう、文字通り現金な人々が2001年3月以降の各種政治選挙でタイ愛国党に投票していただけなので、政治理念なんてありゃしない。
今年2~3月の「反タクシン集会」に反対する勢力を演出するために、僕の家の人間も一人あたま600~900円で愚衆を集めていた。
会場1キロ手前まで観光バスで移動しておきながら、「タクシンさんを応援するために、ワタシたちは家から会場まで歩いてきました」のテレビ図を生み出すことには成功したけれど、農耕機を駆って地方から参上するテハズだった農民たちは、その多くが2,000円の現金を手にしたためか、バンコク途上で行方不明となって、タクシン政権の「農村生活向上政策」の底の浅さを露呈した。
中には義憤に駆られて、クーデター軍の装甲車に特攻した60歳のタクシー運転手もいるけれど(写真は「バンコク週報/編集部ブログ」 から)、とにかく、砂上の楼閣、タイ愛国党のオーラ消滅で、僕の家の中は、犬と猿になっていた家人とオジサンの間に会話が蘇えりはじめているのはヨロシイことだと思う。
これで、次の選挙時には、1キロ先の距離からも文字が確認できる「タイ愛国党に一票を!」などといったドデカいタレ幕をアパートの窓からブラ下げられることもないのだな、と思うと、枕を高くして眠ることができます。

