ファイル交換ソフトの使用一例 | ローリング・ストーンズ野郎の雑記

夕食前に、しばらくご無沙汰してた、友人の職場に顔を出した。


「なんかさあ、もう、ずうっと、ネットが遅いんだよねェ...」

と友人が意味深に言うので、PC数台をちょこちょこと調べてみると、かの、ファイル交換ソフト稼動真っ最中のPCを発見。


現地採用の日本人が使っているPC。

日本で社会問題化しつつあるノートパソコンの公私共有ではなく、会社所有のPC。

ネット回線も当然、会社契約のADSLを使って、「エースをねらえ」や「世界の中心で愛を叫ぶ」をダウンロード。


すごいよね。

というよりも、気持ちワルイ。

あれもこれもとイロんな映画やテレビドラマ、PCソフトのタイトルがビッチリと並んでいて、それぞれが上や下にと忙しく動いている。

ご婦人の前ではクチにはできないタイトルや、幼いお嬢さんをもつ親御さんならば恐怖を覚えるタイトルもたくさん並んでいる有様は、かつて世間を震撼させた宮崎何某の自室ライブラリーを彷彿させる。


ファイル交換ソフト

(「ウィニー」紹介サイトからのスクリーンショット)

 

本当に見たくてたまらないタイトルもあるのかも知れないけれど、200ギガバイトも占有するファイル類は違法販売目的のダウンロードとみて、間違いない。

日本のオークションサイトなどで、「海外生産品につき、返品はご容赦ください」などと補足がついている格安出品ソフトは、こういう海外ニート組が携わっているケースが多いのではないだろうか。


この日本人は以前もまったく同じことしていた。

「そんなものは家でやれよ」という当たり前のモラルも通用しなかった。

安アパートにはADSLをひけない、とかそういう問題ではない。


数年前に日本で食いつめて、衣食住のコストパフォーマンスが高いバンコクに逃げ込んできても、人間の根本は変わらなかったのか...

僕の友人、すなわち社長さんに「もう一度やったら、クビな」と言われていた男なので、明日の逃げ場はない。

しかも、数日前には「ネットが遅いのは、タイ政府が情報規制しているからだと思いますよ」とヌケヌケと答えていたらしい。


もっとも、まだ30歳ちょっとの年齢では「食い詰める」も何もないんだから、単に世間をナメきっているだけなんでしょうね。


さいたまアリーナを前に、不意にネガティブな怒りを覚えてしまった。