ガッツ石松「ラッキーセブンの3」に従ってみたら、16日当選番号発表だった宝くじが当たっていた。
下フタケタ「30」の2ペア。
ワンペア90バーツの180バーツの出費で、末端賞1,000バーツ x 4 = 4,000バーツ(約12,000円)のリターン。
そこから多少、税金っぽいのがひかれる。
通算4度目の末端賞当選だけれど、ツーペアで当たったのは、初めて。
そのうち2,000バーツをお寺さんに臨時寄付。
そのあと、家の人と二人で、ちゃんとした日本料理店で1,500バーツちかくの食事をして、残り金額は財布にしまった。
が、さらに帰り道、永いお付き合いの華僑家族経営のCDショップを久しぶりにのぞいたら、ダイア・ストレイツ「ブラザーズ・イン・アームス」がデンと置いてあったので再購入。
1985年発表。
MTVブームを揶揄した曲がMTVの電波で大ヒットして、アメリカでもアルバムが売れに売れまくった。
スティング登場の「マネー・フォー・ナッシング」、ノップラー節全開の「ユア・レイテスト・トリック」もイイけれど、タイトル曲は今でも心に響く。
このアルバムの想い出は、87年11月のスリランカ。
反政府勢力「タミール解放の虎」による無差別爆弾テロの嵐が吹きまくっていた。
なのに僕は、そんなことも知らずに、コロンボ空港に降り立ってしまった。
次の日、中央駅前で爆弾が破裂して、120名前後の死傷者が出た。
スリランカ人の友人もビビって、旅行者の僕を連れて、第二都市キャンディ近郊の田舎村に疎開することになった。
僕たちが乗った電車は途上、「タミール解放の虎」の戦士たちに何度か止められた。
なんでも、政府関係者が乗っていたら、引きずり降ろす段取りだったらしい。
僕ですらも、「パスポートを見せろ」と銃口を向けられた。
その時に持っていたのは、「レット・イット・ブリード」と、このダイア・ストレイツ「ブラザーズ・イン・アームス」。
しかし、テロリストたちは紳士的だったものなのか、僕のウォークマンを没収しなかった。
なので、このアルバムをかけると、毎度ではないけれど、時々、あの時のスリルが鮮明によみがえる。
銃口に対する恐怖はなかったけれど、疎開先で出された中トカゲのブツ切り料理は食べられなかった。
・There's so many different worlds
・So many differents suns
・And we have just one world
・But we live in different ones
ゴルバチョフ登場以前の東西膠着時代に書かれた歌詞だと思いますけど、ベルリンの壁が壊れて久しい今でも時代錯誤感はない。
マーク・ノップラーは偉い。