2025年6月2日、『Qさま!!』最新回がオンエアされました。テーマは「中高生が選ぶ昭和のスゴイ人物」。
今回も番組を見ながら、出場者の皆さんと勝手に勝負してみました。
将来、私の『Qさま!!』出場が叶ったときに備えて。
(※多分にネタバレを含みます)

 

『Qさま』次回は7月14日!行ってよかった日本の神社仏閣ベスト7【Qさま優勝への道19】

 

  2025年6月2日「全国の中高生が選ぶ!昭和のスゴイ人物BEST10から出題SP」

 

MC:大竹一樹(さまぁ~ず)、三村マサカズ(さまぁ~ず)、優香、高山一実
見届け人:山崎弘也(アンタッチャブル)
進行・実況:清水俊輔(テレビ朝日アナウンサー)
ナレーター:森本レオ、大塚明夫、冨永みーな

解答者:
石原良純、伊集院光、浮所飛貴(ACEes)、宇治原史規(ロザン)、カズレーザー(メイプル超合金)、清水ミチコ、鶴崎修功(QuizKnock)、名取裕子、新山(さや香)、東言(QuizKnock)、MIU(ME:I)、三山賀子(テレビ朝日アナウンサー)、山口もえ

 

2025年6月2日(月)20時20分~21時54分(テレビ朝日系)
(地域によっては21時50分終了)(TVer、テラサなどでの配信なし)

 

 

 

昭和のスゴイ人物「BEST10」というテーマなのに、番組表・SNS・事前告知映像で、その10人のうち半分くらいがネタバレされていて、「あれ? これクイズ番組だよね?」と、ちょっとだけ思いました。

そこで、名前の挙がっていた人物以外で、誰がベストテンに入っているのか、ある程度予測した上でクイズに臨みました。
告知映像を見る前に、藤子・F・不二雄、手塚治虫、石ノ森章太郎、鳥山明、杉原千畝、田中角栄、長嶋茂雄、太宰治、岡本太郎、黒澤明、松田聖子、石原裕次郎といった名前を思い浮かべましたが、この時点でもう10人を超えてます。

その後で告知映像を見てしまい、藤子Fさんと杉原千畝さんの顔写真があるのを視認してしまいました。さらに番組のオープニングで、ほぼ全員の顔写真が出てきてしまいました。
ただ、これだけ事前に情報が出ていても、それが案外ヒントにならないということが、後々わかってくるのです……。

 

オープニングクイズ(席決め)

 

まさにその事前告知で名前が出ていた人物なのに、「絵本作家」「作詞」というヒントが出るまで、やなせたかしさんだと気づきませんでした。この時点で5人正解していたので6番手スタート。
それにしても、「自分の体験をいろんな人に普及させるため」の段階で正解を出した宇治原さんが凄いです。

 

第1ステージ

 

第1問:洋画は全く頭にありませんでしたし、「風と共に去りぬ」のエピソードも知りませんでした。いつも土壇場で強いイメージのある新山さんが1問目からファインプレー。

 

△第2問(ジャンプアップ問題):「上を向いて歩こう」で永六輔さんだとわかりましたが、早押しで清水さんに勝てたかどうか微妙。勝てていれば5段アップで1位まで上がれるのですが。
私は昔からさだまさしさんのファンなので、そこで当てたかったところですが、永さんより先に宮崎康平さん(『島原の子守歌』の作詞者。『Qさま』によく出場する宮﨑香蓮さんの祖父)の名前が頭に浮かんだのです。
清水ミチコさんは本格的に売れる前、文化放送『さだまさしのセイ!ヤング』に出演されたことがありますが、永さんの推薦があったのかもしれません。

 

◎第3問:瞬殺。「手のひらを太陽に」の2番の歌詞、覚えてました。(番組内で正解したのは鶴崎さん)

 

第4問:早押しで名取さんに押し負けました。「○いぎ」まで出たらさすがに。

 

全員解答連続クイズ:13問ミスなく正解できました。

 

第5問:手塚治虫さんが思い浮かびましたが、待って良かったです。黒澤明監督が入ることは前々から予想していましたが、石原さんが正解した時点までのヒントではまだわかりませんでした。
なるほど、事前に人名や写真がこれだけ公開されると、その中の誰なのかをチョイスするのが難しくなりますね。

 

第6問:写真が出てくるものと思っていたので、カズさんが正解するまで自画像だと気づかず(言われれば確かにゴッホのタッチですね)。前の問題の「画家を目指していた」がヒントだったんですね。

 

第7問:白黒だと奈良か京都の寺社みたいに見えますね。「色を消したら印象が変わる建物」と考えれば、もっと早く首里城という答えにたどり着いたかも。この問題ではMIUさんお見事でした。

 

第8問:藤子・F・不二雄先生大好きなのに、電気科ということを知りませんでした……。藤子不二雄A先生の『まんが道』に書かれてましたかねぇ?(カズさんが正解)


▲テレビ朝日のアトリウムに掲げられた「『土』ラえもん」

 

第9問(ジャンプアップ問題):『ミノタウロスの皿』とか『カンビュセスの籤』とか、そっち方向の作品に触れられてなかったので、このあたりで出てくるかと思ったら全然違いました。ただ『カンビュセスの籤』はペルシャなので、トルコはそんなに遠くなかったですね。(東さんが正解)

 

第10問:だから『ドラえもん』のバイバインで増え続けたのは栗まんじゅうだったのか!(山口さんが正解)

 

◎第11問:事前告知でネタバレされてはいましたけど、それを見てなくても「横浜にお墓がある」で、多分正解できたと思います。(番組内で正解したのはカズさん)

 

第12問:美空ひばりさんのブラジル公演の映像は、確かテレビで見たことがあったはずですが、あの速さで答えるのはさすがに無理。
最近、ステージ最終問題でカズレーザーさんが容赦なく答えて、落第者を確定させてしまうシーンが目立ちます。昔はもうちょっと空気を読んでいたはずですが、何か心境の変化があったのでしょうか?
もっとも今回のケースでは、もし間違えればカズさん自身が脱落する危険性が高く、かなりリスキーではありました。

 

以上、多分私は2位くらいで通過できたと思います。藤子・F・不二雄先生関連の問題で正解できなかったのが悔やまれます。ただ、私より藤子先生に詳しいはずの伊集院さんも答えられてなかったので、相当難しい問題だったのでしょう。

 

 

第2ステージ

 

第13問:杉原千畝さんは出てくるだろうと思ってましたが、途中までヒントらしいヒントがなくて、やっと出たヒントが「ビザを書いて」ですから、カズレーザーさんがその前に答えてなかったら早押し勝負になっていたでしょう。
カズさんは「地元で絞るということはエンタメの人ではない」と推理されていましたが、藤子・F・不二雄さんのときも地元の中高生へのインタビューでした。

 

第14問:ロサンゼルスには昔行ったことがあるのに、知ってる景色が出てきませんでした。行ったのは40年近く前で、その頃には杉原千畝のことは、日本人にもあまり知られてなかったはずです。(カズさんが正解)

 

第15問:「アニメ」は『文豪ストレイドッグス』だろうとは思いましたし、“中高生にも知られている昭和の作家”という条件から、早い段階で太宰治の可能性が高いと思いましたが、慎重になりすぎてカズさんに押し負けました。

 

 

第16問(ジャンプアップ問題):ヒントらしいヒントがなかなか出てこなくて、もどかしく感じてましたが、「今の時代の感性」という言葉で金子みすゞさんという答えを出した東言さんは、やっぱり中高生に近い、若い感覚を持っているのかもしれません。

 

第17問:カズレーザーさんは漫画にも詳しいんですよね。もしカズさんがこの漫画を知らなかったら、この問題も人物を特定できるヒントがなかなか出ず、唐突に「列島改造」が出てくるので、そこで早押し合戦だったでしょう。

 

 

第18問(ジャンプアップ問題):自分、「ヒントでピント」が苦手だと自覚しました。最初の2つくらいのヒントは、ヒントというより惑わすためのワードなので、無視した方がいいですね。東京タワー水族館には行ったことあるのに。(鶴崎さんが正解)

 

 

第19問:山口もえさんの天然ぶりを久しぶりに見られて懐かしかったです(大谷翔平選手は平成6年生まれ)。ただ、それが頭に残った状態でその後のヒントを聞くと、大谷選手からの連想で王貞治さんの名前が思い浮かんだかもしれません。
ただ、直前の視聴者向けヒントでほぼわかってしまったので、実際あの場にいたら、浮所さんより前に答えられていたかどうかはわかりません。

 

◎第20問:王さんよりあんなに背が高い人、という一点だけで勝負に出て、ジャイアント馬場さんと答えて正解。
おそらくこの時点で落第圏内だと思っていたので答えましたが、後で数え直したら安全圏の5位くらいで、その順位なら自重しているはず。
それにしても山口さんは“持っている”というか。

 

最終決戦

 

第21問:吉田茂がランクインしているとは思いませんでした。日本の戦後復興について、私より中高生の皆さんの方がよく知ってます。あとカズさんが吉田茂の誤字の話まで知ってるとは。

 

◎第22問:おそらく、番組収録時点とオンエア時点で、難易度が少々異なる問題。小泉進次郎氏が農水大臣になってから、米の値段についての報道は一段と多くなっていますからね。(番組内で正解したのは宇治原さん)

 

第23問:宇治原さんに押し負けました。これもナスカの地上絵だと特定できるヒントが出た瞬間の早押し合戦ですね。

 

第24問:ランクインしなかった岡本太郎さんが、間接的にこういう形で出てくるとは。で、手塚治虫さんがこういう絵を描いていたとは。(鶴崎さんが正解)
ラスト3問で、4位あたり。

 

第25問:1周目は藤子・F・不二雄さんだと思ってました。2周目の「ギャグ」という言葉に惑わされ、完全に赤塚不二夫さんだと確信して、鶴崎さんに取られたなと思ったら違ってたので、もう答えが水木しげるさんしか思いつかず(水木先生はギャグ漫画家ではないですし、亡くなったのはやなせ先生より後ですし)。ここで長谷川町子さんの名前が出てきた名取さん凄いです。

 

△第26問:杉原千畝関連で出てくるだろうと思っていた問題が、この段階で出てくるとは……。
旧敦賀港駅の資料館に、杉原千畝さんに関する解説が展示されているのを見たので知ってました。
「上の3人『福井県』って言うなよ!」と祈ってましたが、名取さんが正解。
おそらく私はこの時点で4位か5位なので、ここで終了となります。

 


▲1999年に復元された旧敦賀港駅舎(敦賀鉄道資料館)。杉原千畝に関しては現在、近くに建てられた「人道の港 敦賀ムゼウム」という施設で、より詳しく紹介されているそうです。

 

第27問:手塚治虫さんがディズニーアニメに大きな影響を受けて、晩年までアニメ制作に力を入れていたことは有名な話だけに、かえって最終問題にディズニーが出てくるとは思いませんでした。

 

  今回の反省

 

中高生が語る昭和の人物についての話が、私の知らないことだらけで、非常に苦戦しました。よく最終決戦まで残れたものです。

あと、訳あって、番組の中盤あたりで、集中してテレビを見られない環境になってしまいました。その間は1問も正解していませんが、集中できたとしても答えられたのは「太宰治」だけでしょうから、言い訳にはなりません。

 

【Qさま優勝への道12】で、「ラスト3問の時点でカズさんを4位以下に押しとどめていれば、面白い展開になるかもしれません」と書きましたが、それに近い形となったのには驚きました。(ラスト2問の時点でカズさんが4位)。

 

さらに、名取裕子さんについて「いつ初優勝してもおかしくありません」と書きましたが……、

 

初出場から16年、40回目の出場で初優勝をつかみ取った名取裕子さん、おめでとうございます!

 

(……というか、16年前には既に、『Qさま』で「プレッシャーSTUDY」が始まっていたことに驚きます)

 

もしかしたら今年、カズレーザーさん以外の優勝者は、全員が初優勝かも。(東言さん、弘中綾香さん、名取裕子さん)

 

次回のテーマは、ざっくり言うと「日本の観光名所」だそうです。私の得意分野なので、もっといっぱい早押しを制していっぱい正解したいです。
そして最終問題で正解したいです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。

 

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