小樽運河と美術館と明治時代の建物群<日本縦断紀行Classic 8日目-1 小樽> | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を公開中。

 

 小樽 ('02.2.9)

 


2002年2月9日。7時半起床。
テレビをつけたら、『星のカービィ』のアニメをやっていた。
朝、ホテルのカーテンを開けたら、外はふぶいていた。

駅構内のロッテリアで朝食。
それにしても地元のかたが、この雪なのに誰ひとり傘をさしてないのに驚く。
全員、フードつきコートを羽織っていた。必需品か。

 

 


駅を出ると、雪はおさまりつつある。
今日は『ときめきメモリアル2』にも登場した、小樽の市街地を巡っていこう。
まず、小樽市博物館へ。(入館料\300)
ニシン漁港から商業地へ発展していった、この街の歴史などが紹介されていた。
建物は明治時代の倉庫で、天井の木組みが堂々としている。

小樽市総合博物館のホームページはこちら
(※小樽市博物館は小樽交通記念館などと統合されて小樽市総合博物館となり、旧・小樽交通記念館が「本館」、旧・小樽市博物館が「運河館」となっている)

 


またふぶいてきた。
続いて、夢小樽美術館へ。(入館料\1,000)
芸能人・有名人の絵画を展示する美術館だ。

 

意外に、と書いては失礼かもしれないが、ここがなかなか良かった。
まず、描いてる人が有名人なので、興味を持って入りやすい。
それに、作品を集める基準が「有名人」というくくりだけなので、いろんな作風の作品が並んでいて、じっくり回っても見飽きない
八代亜紀さんのリアリティーある絵から、
奥山佳恵さんの、いわゆるヘタウマ系、
加山雄三さんのさわやかな海の絵、
正司歌江さんのほのぼのとしたお地蔵さんの墨絵、
おなじみ片岡鶴太郎さんの豪快な作品に、
果ては酒井法子さんがアイドル時代に描いたのりぴーマンガまで。

それにしても皆さんうまい。玄人裸足とはまさにこのこと。
館内の喫茶店でコーヒー飲んでひと休み。窓の外の雪はまだ降り続いている。

(※夢小樽美術館はその後閉館となったようです)
※Googleストリートビューで確認したところ、建物は現在、カラオケ屋になっているみたいです。

 


小樽運河に来たころに、やっと風が弱くなってきた。
ふぶいていると、写真を撮るのがひと苦労なのだ。

 


色内(いろない)大通りを歩く。
明治時代に銀行が立ち並んでいた通りで、当時の建物がいくつも残っている。
同じ時期に発展した横浜と似た街並みだが、横浜よりも、当時の建物がよく残って使われているように感じられる。
街の各所にある説明板には、英語、ロシア語も併記。
港町であることを実感する。

 

※現在、似鳥美術館がこのあたりにあります。ここも旧北海道拓殖銀行の小樽支店だった建物を使っています。

小樽芸術村 似鳥美術館

 


昨夜見た三井銀行(現・三井住友銀行)もこの通り沿いにある。
建物は1927年(昭和2年)から変わってないのに、銀行名のほうが2回も変わった。
ちなみに、造ったのはあの竹中工務店だとか。

 

戦前の建物は、ホントに堂々としている。
今よりも壁を厚くしなければならなかったからだろうけど、その分、重厚感がある。

 


色内大通りから少しはずれて、日本銀行小樽支店へ。
1912年(明治45年)の建築で、設計したのは辰野金吾氏。
あの東京駅を設計した人だ。
日本銀行の本店もこの人の作品らしい。
辰野氏の作品が日本中にあるのも驚きだが、日本中に“残っている”のはもっと驚き。

 



鉄道コム

 

「北一硝子とメルヘン交差点(小樽)」に続く)

 

小樽観光協会 おたるぽーたる JR北海道

 

 

※最近の「日本縦断ゲーセン紀行」はこちら。

 


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