小樽 ('02.2.9)
引き続き、小樽の市街地を歩く。
旧手宮線跡。
雪の下に、レールが延びているのがわかる。
街の北にある小樽交通記念館が、かつて手宮機関庫だった所。
※小樽交通記念館は小樽市博物館などと統合されて小樽市総合博物館となり、旧・小樽交通記念館が「本館」、旧・小樽市博物館が「運河館」となっています。
- 小樽運河と美術館と明治時代の建物群(小樽)
- 北一硝子とメルヘン交差点(小樽)
- 北斗星B寝台ソロで帰る
色内大通りに戻って、さらに南東へ歩く。
いつのまにか、通りの名前が「堺町通り」に変わり、人通りが増え、観光客向けのお店も増えてきた。
雪は相変わらず降り続いていて、寒い。
北一(きたいち)ヴェネツィア美術館に入ろう。
(入館料\700)
ここはガラス作品を中心に、中世ヨーロッパの貴族の暮らしを再現した博物館で、貴族の部屋が再現されている。
チャールズ皇太子とダイアナ妃が乗ったという国賓用ゴンドラもあった。
展示された婦人用ドレスは、上半身のシルエットがセクシー。
思わず抱きしめたくなる気さえ起きる。
こちら有名な、北一硝子(ガラス)三号館。
北一硝子の建物は、この周りにもたくさんあるが、この三号館は、ニシン倉庫を転用したさきがけとして名高い。
小樽に、昔の建物が数多く残っているのは、この三号館が成功したからだという。
階段や2階の床の木が、歩くたびにミシミシいうのが、年代を感じさせて良い。
ただ、せっかくこれだけ有名な場所なんだから、「北一硝子」のロゴか、三号館の建物の絵を、小っちゃなガラス板に刻んで、ストラップにでもして売れば、けっこう売れるんじゃないかなと思った。
四つ角にアンティークな外観の観光施設が並ぶメルヘン交差点。
いきなり向かい側の時計から、大きな汽笛の音が鳴ってビックリ。
これがその時計。
ここに来たのが、ちょうど午後1時30分だったのだ。
「キンコンカンコーン」ならぬ、「ポーパーパーポー」という音がユニーク。
高さ5.5メートル、世界最大の蒸気時計だ。
写真では見づらいかもしれないが、時計の中から白い煙が吐き出されている。
こちらの写真のほうが、煙がよく見えるかも。
時計の後ろの建物は、小樽オルゴール堂。
石の倉庫と木の倉庫がひと続きになっている。
中に入ると、木の倉庫側の、吹き抜けの天井から釣り下がったオーナメントがきれい。
近くのオルゴール堂2号館・アンティークミュージアムでは、大型のアンティークオルゴールを展示。
自動演奏パイプオルガンの奏でる音色が心地良い。
すっかりくつろいで、外に出てみると……、
嵐になっていた。
南小樽
南小樽駅。
両サイドの駅が個性的なのに比べると、意外なほどシンプル。
ただ、コンビニが併設されているのはありがたい。
そろそろカメラのフィルムがなくなりそうだったのだ。
佐藤藍子さん似の店員さんからフィルム買う。
(「北斗星B寝台ソロで帰る」へ続く)
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