【高松駅前:21】<脱出ゲーム 香川県からの脱出>エンディング(1) | ゲイムマンの日本縦断紀行

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ゲーセンでゲームをプレイし、1面クリア毎に増える“ゲーム路銀”を交通費にして日本縦断を目指す「ゲーセン紀行」でしたが、ゲーセン巡りよりも、普通の観光旅行の方が主になってしまいました。

現在このブログ上でゲーム『香川県からの脱出』を制作・配信中。

※このページは、『脱出ゲーム 香川県からの脱出』の途中のページです。ゲームを最初から始めたいときは、「【脱出ゲーム 香川県からの脱出】タイトルページ」へ進んで下さい。

 

 高松駅前

 


桃太郎「銀河総裁! これ以上ない助っ人を集めてきたぞ!」

 


銀河総裁「あー、桃太郎さん、そして皆さんも、よくぞお越し下さいました」

 


「県強付会は、讃岐という銅像にこびりついた鳩の糞のようなもの。みすぼらしい姿を晒しつつある讃岐を造り変えて、鳩が糞を落とすのを避けるような、立派な銅像にしなければならぬ」
ヤマトタケル(日本武尊)(82? - 111?)

 


「八十八ヶ所の最後、涅槃の道場が汚れていては、遍路の者たちが結願できませぬ。かつて藤原仲成と薬子を調伏したときのように、京の東寺の八幡神に祈り、讃岐にはびこる魔を除きましょう。甥の円珍も讃岐出身ゆえ、協力してくれるそうです」
空海(弘法大師)(774 - 835?)

 


「私は、讃岐の役人が、民を顧みず私腹を肥やす、腐敗した青蠅と化した状況を見てきました。あれから1100年以上経っても、讃岐の地に同じような青蠅どもが巣食っているとは驚きです。
 今まさに子供たちに偽科学を押しつけている青蠅どもを一掃し、讃岐の人々に学問の大切さを伝えなくてはなりませぬ」
菅原道真(845 - 903)

 


「吾輩を江戸の総鎮守と慕ってくれる江戸の民、秋葉原の氏子たちのためにも、県強付会の横暴を許すわけにはいかん! 大己貴命と少彦名命、大黒様と恵比寿様、吾輩に力を貸して下され! 吾輩のこめかみを守って下され!」
平将門(903? - 940)

 


「私とゆかりの深いあの金メダリストは、大のゲーム好きだそうです。そのライバルだった世界選手権優勝選手も大のゲーム好きで、その腕前もプロ級だとか。彼らのような好青年の存在は、ゲームに偏見を持つ者たちにとって、邪魔でしようがないでしょうな」
安倍晴明(921 - 1005)

 


「県強付会の者どもは、県議会で、すっかり天狗になっておる。
 彼らには、本物の大天狗の力がどれほどのものかを、思い知らせてやった方が良いじゃろう」
崇徳天皇(1119 - 1164)

 


「ここに私が流罪になったとき、九条兼実公にお世話になりました。また後年、高松藩の松平頼重公は、仏生山法然寺を建立して下さいました。
 かつては兼実公や頼重公、あるいはさらに昔の菅原道真公のように、民衆に寄り添う政治をなされた名君が、讃岐にもおられたのです。たとえ末法の世とはいえ、為政者は民衆の救済を最優先に考えるべきなのです」
法然(1133 - 1212)

 


「今の県強付会は、まさしくあの頃の平家そのもの。議会においても『県強付会にあらずんば人にあらず』とばかりに、県強付会にまつろわぬ議員を虐げるありさま。驕る県強付会は久しからず!」
源義経(1159 - 1189)

 


「私は鬼ヶ島の山頂で、洞窟の鬼たちが悪さをしないよう見張ってきました。しかし、讃岐の鬼たちの真の巣窟が、女木島ではなくて番町にあったとは。
 人類の幸福追求を目的とすべき政治家たちが、他人を不幸に陥れてでも“自分だけの幸福”を求めて、県民の税金で贅沢三昧。これを悪鬼の政治と言わずして何と言うのでしょうか?」
日蓮(1222 - 1282)

 


「あっしは、杉田玄白さんに“非常人”と称されたくらい、変わった事が好きで、変わった事をやってきた人間でござんす。ですからね、全ての子供たちを、お上からの押しつけで、型にはまった人間に育てようとする、県強付会のような連中が、でー嫌いなんでござんすよ」
平賀源内(1728 - 1780?)

 


銀河総裁「うー、テレビゲームやアニメや漫画に偏見を持っじょる権力者は、香川に限らず日本中におる。
 あー、わしが現職じゃった頃は、立場上、ゲームが好きなことは内緒にせんといけんかった。じゃが、いまだにゲーム好きであることを内緒にしなけりゃならん地方が、この日本にあるとはのお。
 うー、今やゲームもアニメも漫画も、日本国にとって大事な輸出産業じゃ。しかもこれらの作品をきっかけに、日本に興味や好意を抱く外国人が世界中におる。ようけおる。
 あー、そんなゲームやアニメや漫画を、『伝統的な日本の文化ではない』からという私見で排除しようとしおる、時代の変化についていけん者たちが、政界や学界やマスコミで権力を握り続けじょるようじゃ、日本は凋落の一途をたどるばかりじゃが」

 


菅原道真「現代でも、讃岐の政治が特殊だとは限りません。先の埼玉県のプール貸し出し差し止め事件のように、為政者としての自覚がない政治家の暴走が、人々の権利を侵害することは、日本のどこであっても起こり得る問題です。
 また鳥取県の有害図書指定のように、どこかの自治体で決めたことが、日本全国に影響を及ぼしてしまう事態も実際に起こっています」

 


「わしらはジャーナリストじゃから、あんたらの組織に直接加わることはせん。ただ、ジャーナリストとして、連中の不正やスキャンダルを発見したら、容赦なく糾弾することを約束するが」
宮武外骨(1867 - 1955)

 


「もちろん、皆さんの敵じゃろうが味方じゃろうが、同じ姿勢で臨みます。実際に私の部下は、あの条例を問題視していた国会議員の不倫スキャンダルを報じ、失脚に追い込みました。皆さんにとっては痛手だったかもしれません」
菊池寛(1888 - 1948)

 


空海「それは当人自身の自業自得。菊池殿が気にされることはありません。
 ところで銀河総裁、この争いに一般人を巻き込んでしもうてはなりませぬ。鳴門大師に連絡を取って、早く脱出させてやるのです」

 


「あー、そうでした。これは脱出ゲームでした。
 うー、わしも一緒に三本松まで行くが。ちっと立ち寄らにゃならん所があるんじゃ」
銀河総裁(1910? - 1980?)

 


「よし、では我らはひと足先に、讃岐の鬼退治に向かおう! 銀河総裁も後から合流してくれ!」
桃太郎(稚武彦命、若日子建吉備津日子命)(紀元前3世紀頃?)

 

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端の方で彼らのやりとりを見ていた男が、ぼそっとつぶやいた。
「ここにいる全員、選挙権も被選挙権も持ってないじゃないか。いったいどうやって戦うつもりだ」
尾崎放哉(1885 - 1926)

 

 

※この作品はフィクションです。実在する人物・場所・団体等とは関係ありません。

 

 

 

 

 

 

 

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