尾張瀬戸('13.9.27)
陶祖公園。
階段を上がって、丘の上にある陶祖碑へ。
手前のでかい灯籠は、志野焼でできている。
1872年(明治5年)製。高さ2.85メートル。
陶祖碑は、六角形のコンクリートの覆堂で保護されていた。
高さ4.1メートルある。
パーツごとに分けて作られたとはいえ、よくこの大きさの碑を陶器で作れたもんだと思う。
作者は加藤岸太郎という陶工だそうだ。
1867年(慶応3年)製。
陶祖碑は、瀬戸に焼きものを伝えたとされる、鎌倉時代の人物、藤四郎こと加藤四郎左衛門景正をたたえるために作られた。
橋を渡り、川から離れて南へ。川の近くは平坦だったが、少し離れると、ゆるやかだが入り組んだ坂道が増える。
以前訪れた常滑にもちょっと似ている。
宝泉寺というお寺の近くから、窯垣の小径は始まる、はずだが、道に迷う。
宝泉寺の前で曲がらずに、まっすぐ門前を横切るのが正解ルートだった。
駐車場への案内表示があって、惑わされた。
小径という名前から想像していたより、はるかに小径だった。
陶器で作られた垣の上に、真っ赤なヒガンバナが咲く。
窯垣の小径ギャラリー。
江戸時代の窯元の屋敷を、1869年(明治2年)に改築した建物で、2002年(平成14年)からギャラリーになっている。
今日は閉館していたが、建物の雰囲気とロケーションが相まって、素晴らしい風景。
※これ以前の「日本縦断ゲーセン紀行」はこちらへ。
第176回 窯垣の小径は本当に小径だった(三郷→尾張瀬戸)
第175回 陶磁器三昧の一日(陶磁資料館南→八草→瀬戸市、新瀬戸→三郷)
第174回以前