川端龍子展
碧南市藤井達吉現代美術館にて、「川端龍子展 日本画壇に挑戦し続けた革命児」が2025年9月13日(土)より11月3日(月・祝)まで開催されていました。その最終日に夫婦揃って出かけてきました。明治・大正・昭和という激動の時代を生き、圧倒的なスケールで超大作を生み出した日本画家・川端龍子(かわばたりゅうし)。横山大観や川合玉堂とともに、近代日本画3巨匠の一人に数えられます。龍子は、自ら主宰した在野の日本画団体・青龍社で「会場芸術」を提唱します。時代性を感じさせるテーマを描いた大作は、人々を驚かせ、それまでの「床の間芸術」とは異なる新しい日本画のスタイルを確立させました。本展では、生誕140年を迎える龍子の画業を回顧し、その魅力に迫ります。
龍子は和歌山県に生まれ、上京して洋画家としてその画業を始めます。後に渡米し、ボストン美術館で見た日本の古美術に感銘を受け、1914(大正3)年に日本画に転向。その後、再興日本美術院展を舞台に、洋画の手法を取り入れつつ、次第に作品の巨大化を試みます。日本画の枠にとらわれない個性豊かな作品は、院展で異彩を放ちましたが、1928(昭和3)年に同院を脱退。翌年に、在野の日本画団体「青龍社(せいりゅうしゃ)」を自ら主宰し、そこから30年以上にわたって画壇をリードしていきます。龍子は、青龍社で「会場芸術」を掲げ、時代性を意識したテーマを圧倒的なスケールで描き出し、人々をあっと驚かせ、それまでの「床の間芸術」とは異なる新しい日本画のスタイルを確立させました。
展示構成は3部に分かれていました。
第1章 昇太郎、龍になる!
第2章 新風を巻き起こす、龍!
第3章 舞上がる、龍!
少女の友の付録『花鳥双六』
第2章 新風を巻き起こす、龍!
草の実
爆弾散華
花鳥諷詠
第3章 舞上がる、龍!
倣赤不動
百子図
影富士
ドライブウェイ
夢
水巴
水中梅
河童青春 井守
河童青春 水芭蕉
ミスカッパ
涼露品
阿修羅の流れ(奥入瀬)
龍子垣
































