愛知県美術館の常設展 | geezenstacの森

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愛知県美術館の常設展

 

 昨日の竹内栖鳳の展覧会のついでに、愛知県美術館の常設展も見てきました。この常設展、もれなくついてくるものですが、なかなか見ごたえがあります。前にも取り上げましたが、「千と千尋の神隠し」の巨大なタペストリーが現在もまだ展示されています。これだけでも結構見ごたえがあります。そしてこの常設展です。

 

 

 今回は今までと違って大家の作品ではなく最近の収集コレクションも含めて新しめの作品が並んでいました。

 

水野里奈 Peacock Garden 2021

 

染谷亜里可 Decolor-Level3 2001

 

塩田千春 Endless Line 2017
 

 

竹村京 There and Now, kimi shini tamou koto nakare 2  2006
これなんか三層構造の作品で風で棗椰子が描かれたオーガンジーが揺れ動き幻想的です。
 

 

 泰山木 藤井篶 1959
 
刺繍で描かれた泰山木です。からふるですねぇ。

 

モディリアーニ カリアティード 1911-13
 
さりげなく大家のモディリアーニの作品も組み込まれています。

 

レオノーラ・キャリントン ウルでの狩り
 
 古代メソポタミアのシュメール人の都市国家の一つです。ウルとウルクがよく知られています。このウルはアブラハムの故郷としても知られています。

 

マックス・エルンスト ポーランドの騎士 1954
 
 レンブラントの「ポーランドの騎手」に触発された作品です。元絵の面影はタイトル以外ほとんどありません。
 
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マルケ ノートルダムの後陣 1902

 

 限られた色を使って描いたパリの風景で。奥にノートルダム寺院が描かれていますが、これはマルケが自室から描いたものだそうで、前景が暗いので奥が際立って見えます。

 

中原悌二郎 憩える女 1919
 
小さな作品ですがはっと目を惹きます。

 

加藤昭雄 ツタンカーメンのえんどう豆 1996
 
美術館の借景に溶け込んだ作品です。ツタンカーメンの服装品のえんどう豆をモチーフにした作品で、緑の中に映えています。
 

 

 

木村定三コレクション 岡本柳南の作品

 

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岡本流南 菊花報喜、老松長壽 20世紀初頭

 

上村松園 襖のかげ 明治末

 

 さりげなく上村松園の作品も木村定三のコレクションの中には含まれていたようです。地味な作品の展示の中では一つだけ輝いて見えました。

 

木島桜谷 灰燼 1927

 

これもコレクションの中の作品ですが炎の朱が見るものに畏敬を感じさせます。

 

これらの作品はおまけで見ることができます。