東京芸術大学ギャラリー
今月初旬の東京旅行は、予定以上に見所が多く立てたスケジュールは半分ほどしか消化できませんでした。特に上の周辺にはまだ見るべきところがいくつかあったのですが、今回は上野の森美術館も行けていませんし、西洋美術館は閉館していましたので、これも見ていません。いつかリベンジしたいものです。
そんな中で2日目に、黒田記念館を見た後で、その南側に、東京芸術大学のキャンパスがあるのは目につきました。ちょうど「芸大アートプラザアード受賞者展」と言うものを、開催していたので、ついでにこれも覗いてきました。
あまり大きく告知はされていないのですが、ここが入り口です。多分、前を行く2人がここ入っていかなかったら、小生も知らなかったでしょう。
ギャラリーは大学校内にあり、全面ガラス張りになっていて、ぱっと見カフェのような作りになっています。ちょうど入り口にはキッチンカーも出ていて、まさにそういう雰囲気の中でギャラリーを楽しむことができます。
キュラリーは中央に工芸や彫刻が並び、壁面に受賞作品がずらっと張り出されていました。その入賞作品をすべて展示・販売するという年に一度の貴重な機会なのだそうです。未来のスターアーティストの原石がごろごろ並んでいます。一般のギャラリーはちょっと敷居が高すぎて、足を踏み込むのも躊躇されるところですが、ここはオープンな作りで気軽に鑑賞できるところが良かったですねぇ。藝大アートプラザでまだ見ぬアーティストのまだ見ぬ作品を探してみまる楽しみがあります。
これらの作品には価格がついており、一般のギャラリーのように購入することができます。ちょっと気になった作品をここではピックアップしています。キャプションのところにマークがついているのが売れた作品なんでしょう。
作品の外はテラス席になていて、キッチンカーで飲み物を買ってくつろげるスペースになっています。
中央には温度計が埋め込まれていて、グリーンのサークルの外には左下に一頭の牛が佇んでその様を眺めています。ミステリーサークルのような感覚で見惚れました。
この作品はプライスのところに赤いシールが貼ってあり、どうも売れているようです。
動物の97%は虫などの無脊椎動物ということで、自然史した虫の亡骸を作品に使用しています。
小生にはハート型をした心臓とそれを取り巻く動脈と静脈が再生しいるように見えます。
東京の街並みを絵付けの技術でデザインしています。あくまでもキャンパスに書いた絵です。
これなんて気になった作品で、しばらく見つめていました。アクリル板を何枚も重ねてある作品です。
横から見ると、これだけの暑さがあります。
こちらは裏側から見た作品になります。130,900円という値段がついていましたが、すでに売れていました。
正木門をくぐると右側にこの銅像が置かれています。東京美術学校の第五代校長を1901年から1932年までの長期にわたって務めています。
この後は宇野公園を突っ切って科学博物館へ向かいました。