東京遊山 3 | geezenstacの森

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東京遊山 3

 

 

 土曜日は午後からみぞれ混じりの雨が降り始め、東京国立博物館から帰る頃は結構な雨が降っていました。明日も大変な天気になるのかなあと言う思いだったのですが、日が変わると青空が広がっていてびっくりしました。この日の予定は、まず朝1番に新宿御苑に出かけることでした。

 

 

 JRを利用していくと、1番近いのは千駄ヶ谷の駅です。そういえば千駄ヶ谷には将棋会館があるなぁと思ってちょっと覗いてみました。

 

 千駄ヶ谷の駅にある王将のモニュメントです。

 

 

 千駄ヶ谷の駅を降りると、目の前には大きな建物がずらっと並んでいます。まず目に飛び込んでくるのは東京体育館そして左手に国立競技場が見えます。

 

 

  何もイベントがないので、ひっそりとした感じでたたずんでいます。

 

 東京体育館の室内プール

 

 

 そして、その手前、右側に将棋会館です。まだ開館前だったのですが、この日は王将戦の第5局があると言うことで、大盤の解説を見る人が続々と詰めかけていました。

 

 

  さて、そういう雰囲気を味わいつつ、千駄ヶ谷駅の裏にある新宿御苑千駄ヶ谷門に向かいます。新宿御苑でも高齢者割引があり、65歳以上は半額の250円で入園することができました。

 

 

  前にも新宿公園に来た時は、この千駄ヶ谷門から入場して、どちらかと言うと南半分を主体的に回りました。そんなこともあり、今回は北半分を重点的に回ることにしました。まず向かうのは昨年オープンした「新宿御苑ギャラリー」です。

 

 

 途中、黄色い「サンシュユ」花があちこちに咲いていました。

 

 

 こちらが新宿御苑ギャラリーです。休憩スペースも兼ねていますがちょつと期待外れの施設でした。

 

 

  今回初めて訪れた温室です。たくさんの熱帯性樹木が所狭しと並んでいます。別の記事でそちらの様子はアップします。

 

 

 新宿御苑旧羊羹お休み処です。その前には三叉の花が満開の花をつけていました。

 

 

 

 御休所の中の様子です

 

新宿御苑はもう園内のあちこちで桜の花が咲いています。東京の開花が早いわけが納得できます。

 

 

福寿草

 

 

 本来は1時間半ほどの時間をとっていたのですが、あまりにも見所が多く、結局1時ごろまで園内に留まりました。その後は新宿門から出て新宿駅まで歩きました。

 

 

 新宿バスタのある建物です。

 

 

  JRの新宿駅ですが、ここではなく、京王新線の乗り場まで向かいます。目指すは東京オペラシティの中にあるICCセンターです。そこで開催されている「Digital×北斎【急章】その2」展 「真正の画工 創造と革新の道」の鑑賞です。この日はもう一つ開催されていた「evala 現われる場 消滅する像」展の最終日とあって、チケットの窓口はここも大行列になっていました。

 

 

 この3月末まで、ここで(デジタル×北斎、その2申請の江田組、想像と確信の道)が開催されています上の写真は、小布施にある北斎館の天井への竜画です。北斎渾身の肉筆画です。

 

 

 北斎は小布施に登流しながら屋台の衣装も担当していました。いずれも天井が出今回はそれをデジタルで復元したものが展示されていました。この小布施の国際館には2度ほど訪れていますが、その大きさには圧倒されたものです。ここではデジタルで描かれた当時の色彩が再現されています。

 

 

 ここも本来は30分程度予定していたのですが、倍以上の時間をとってしまい、食事を取るのも忘れて3時ごろまで鑑賞しました。こんな内容です。

 

 

 その後は本来は最終に予定していた東京ステーションギャラリーの(宮脇綾子の芸術)を鑑賞するために東京駅に向かいました。

 

 

  ネットで調べると、すごい人気のようで図録も早々と売り切れてしまったような人気です。

 

 

 行ってみると、入り口も大行列ができていました。本来この展覧会は時間が余ったらおまけのつもりでスケジュールに組んでいたのでしたが、東京3日目ともなるともう体がヘトヘトで新幹線に乗り遅れるわけにもいかず、もうここを最後の鑑賞地と決めました。

 

 

 ほとんどの人が事前にチケットを購入していないので、奥のチケット発券機でチケットを買ってから入場と言うことになります。

 

 

 入口はエレベーターで3階まで上がるので、たくさんの人がエレベーター前で順番待ちです。

 

 

  ただ、この展覧会は全て写真撮影禁止です。ということで、皆さんがじっくり目に焼き付けるため、各作品の前は大勢の人でごった返していました。ただ、今回陳列されている宮脇綾子さんの作品は、大多数が豊田市図書館と知多民俗資料館に保管されているもので、そういう意味では多分自分もどこかで鑑賞していた記憶があります。ただ、これだけの作品群を一同に展示されているのを見ると、それはそれは圧倒的なものでした。

 

 

  ここは東京ステーションギャラリーで東京駅の北のホールに隣接してあります。で、建物の周りの壁は建設当時のレンガブロックがむき出しのままになっています。これも今回ちょっと見たかったところでした。

 

 

 

  最終的には駅のホールの2階に降りてきますが、なんとこのホールの2階には深海の大修復で確認された遺品の数々が展示されています

 

 

 

 

  上はZARDの月による新月から満月に至るまでの様子をオブジェにしたものです。こんなものも発見されていたんですなぁ

 

 

 南北ドームの装飾、レリーフです

 

 7号、階段の手すりの遺品

 

 現在に至るまでの東京駅の歴代駅舎のジオラマも展示されていました。

 

 干支の8種類だけが、このようなレリーフが制作されていました。

 

 この展示も閉館時間ギリギリまで楽しみました。もし本家の豊田市美術館でこの宮脇さんの展示が行われたらもう一度出かけてみようと考えています。

 

 ということで、今回の東京旅行は2泊3日で主に上野を中心とした現在開催されている展覧会を見て回りました。非常に内容の濃い旅行になり、頭の中は知識で満杯なんですが、体は70歳を超えていると言うこともあり、ヘトヘトになって帰ってきました。しばらくはこの旅行の内容を整理した旅行記を書き綴ります。