オークションで処分したレコードたち 4
もう、今となっては所有していたことすら忘れてしまっているレコード達ですが、ファイルに残っているということは一度は所有していたということでしょう。下のミュンヒンガーのバッハはその最たるものです。LP5枚組のセットでこういうセットはイギリスでしか発売されていませんでした。チェンパロをジョージ・マルコムが演奏しています。
下は多分レコードで発売された最初のボロディンの交響曲全集ではなかったでしょうか。それまで指揮者のロリス・チェクナボリオンなど聞いたことがなかったのですが、イギリスではスペシャルプライスで発売されていたので飛びついた次第です。交響曲3曲の他に「中央アジアの草原にて」やイーゴリ公の音楽、ムラダの音楽なんかも試遊録されていました。
今所有していればお宝物ですが、ベームのモーツァルト交響曲全集はは欧米では2巻に分けてボックスセットで発売されていました。ここが日本と違うところですなぁ。第1巻が交響曲第1番から24番、第2巻が25万から41万までです。多分後者の方がセット的には売れたでしょう。ジャケットを若いモーツアルトと晩年のモーツァルトと同じ画角のものを採用しているのも趣がありました。それぞれのセットにはポートレートがついていました。一つにまとまっていた国内版はどうなっていたのでしょうかねぇ?
アンチカラヤンでしたからボックスで揃えたのはベームばかりでした。シューベルトは流石にワンボックスで発売されていました。統一感のあるデザインです。
このセットも記憶のないものです。エッシェンバッハでモーツァルトのソナタ全集を所有していたとはねぇ。
当時はフィリップスがモーツァルトの全集を刊行していてこれはだい5巻です。デッカのものが高かったし、こちらの方がエリック・スミス監修で録音も新しかったので飛びついた記憶があります。
日本ではドラティの交響曲全集は全曲が一つのボックスで発売されましたが欧米では何巻にも分けて分売されました。そこで小生はアメリカ盤とイギリス盤とを比較しながら安い方で購入して全曲を揃えようと計画しました。「Stereo Treasury series」はアメリカ盤、イギリスデッカ盤は専用のHDNシリーズで発売されました。下はSDDのアメリカ盤ボックスです。
で下はイギリスデッカ盤です。セット内容はアメリカもイギリスも一緒です。でイギリス盤はHDNのAからGまでけつにばんごうがふられました。この82-92万のセットはHDNH35-40となっています。
ケッタイなことですが、アメリカのトレジャリーシリーズは必ずしもボックス番号と曲順は一致していませんでした。下は第8巻ですが、曲は交響曲第1-19万が収録されています。
下は第7巻で交響曲第20-35番が収録されています。
下はイギリスデッカ盤で交響曲第36-48番が収録されています。イギリス盤とアメリカ盤ではジャケットデザインは全く違います。
同時期にドラティはターンナバウトにハイドンのピアノ協奏曲集をアルペンハイムと組んでこちらはバンベルク交響楽団と録音しています。これはイギリスで発売されたものでプレスはデッカが行っていますからハイドンシリーズの一翼を担っていました。