10月は駅弁の季節
10月の声を聞くと各スーパーが全国の駅弁を販売し始めます。毎年、これが楽しみです。気温が高いとやはり生物ですから食中毒が怖いのでやはり、涼しくなるのを待って開催するのが条件となります。何となれば、現役時代食品スーパーで仕入れを担当していたので、毎年このシーズンが楽しみでした。天気の長期予報を参考にチラシを打つ日時を考え商品をハッチ有します。
だいたい売れ筋商品は決まっていますから、それを中心に発注数量を決めていきます。現役時代は北陸は「鱒の寿司」がトップでした。あとは越前「蟹飯、たかが低いのでよく売れたのが北海道の「森のいかめし」でした。瀬戸内の「ままかり弁当」奈良の「柿の葉寿司」、秋は「高山の「栗ご飯」なんかもよく売れました。地元はまだ入荷しやすいのですが、群馬県の「峠の釜飯」はどうやっても朝の一便には間に合いませんでした。これだけは時間をずらして販売したのを覚えています。
1980年代当初はちょうど駅弁を集めて販売する業者が誕生した頃で、その企画に真っ先に飛びついたものでした。小生の勤めていたスーパーは当初から加工センターを持っていて配送機能を持っていたので、先方も取り組みやすかったのでしょう。多分名古屋地方では初めて食品スーパーで駅弁を販売したはずです。特色を出すために地元の駅弁メーカーの松浦商店にも話をかけ、「天下取りご飯」も投入したのも懐かしい思い出です。
さて、今回購入したのは下の2品です。おぎのやは妻のリクエスト、小生はいくら盛弁当をチョイスしました。案の定、峠の釜飯は今でも当日朝の作り立てを配送しているので販売開始時間は遅かったようです。
こちらは新顔の駅弁ですな。写真はいくらてんこ盛りになっていますが実際は違い弁当の真ん中にカップに盛られているだけです。
こんな感じです。容器もちょいと小降りです。鮭のそぼろが一面にまぶしてあり、その下は押し寿司になっています。10巻からすれば「鮭いくら弁当」というのが本当のところでしょう。ただ、量的には絶妙のバランスです。カップをあけて、まぶしてそぼろと混ぜるとなかなか美味です。
峠の釜飯は定番ですから今更ですが、まだホットな状態での購入でしたから妻は美味しそうに食べていました。
デパートの物産展もいいですが、近くのスーパーで駅弁を買って食べるというのもアリなんでは無いでしょうか。