映画「菩提樹」
1956年 サントラ
曲目/
映画「菩提樹」主題歌
1.菩提樹
2. 狩の歌
演奏/ウィーン少年合唱団
KING EA-26 マトリックスNO. E−199、E−200
17㎝シングル盤関係はずっと3階のロフトに放り上げてありました。今回のコンサートでは17㎝レコードも展示するということで引き摺り下ろして中をチェックしていたらこんなレコードが出てきました。さすが、この辺りのレコードはは奥にないので父親のコレクションであったものでしょう。まあ、雑食性は父親譲りなのかもしれません。
日本では1957年12月24日に公開(独:1956)された、ドイツ映画『Die Trapp Familie 菩提樹』の主題歌サントラです。シューベルトの楽曲 『菩提樹 DER LINDENBAUM』、オーストリアのフォークソング『狩の歌 DER JAGDER CHOR』、ブラームスの子守歌 WIEGENLIED、3曲が楽しめる7インチアナログ盤です。このレコードジャケットにはCL−378とEA-26の2つのレコード番号が記載されています。このジャケットでSP盤とEP盤の2種類が発売されたということなのでしょう。
タイトルを見てもわかるようにこの映画はのちのミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」と同じストーリーとなっています。つまり、マリア・フォン・トラップによる自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』の前編(オーストリア編)を原作とした映画で、後編を原作としたのがあのミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージカル」となります。その中から本作で印象的な曲3曲が収録されたEPレコードです。
謳っているのは1960年代に絶大な人気を誇っていたウィーン少年合唱団が清らかな歌声を聴かせています。
原題は”Die Trapp-Familie”で邦題では、1曲目の曲名「 DER LINDENBAUM」を映画のタイトルにしています。当時の日本ではトラップファミリーと言っても馴染みがないですからねぇ。
ミュージカル仕立ての「サウンド・オブ・ミュージック」は原作にはあまり忠実ではありませんが、この映画は原作に忠実に作られています。ですから、物語中いっかが歌う曲は「ミュージカルでは「エーデルワイス」になっていますが、ここではオーストリア民謡の「狩の歌』
が謳われています。
このレコード1960年代に再発されたもので、レーベル部分に「アンコール盤」という表記があります。謳われているのは下記になります。