ユーカリアンサンブル演奏会 | geezenstacの森

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ユーカリアンサンブル

第38回演奏会

 

 

 8月12日は世間では祭日なんでしょうが、本来なら仕事の日でした。たまたま休みの関係で出かけることができましたる名古屋市民でもよく間違えるのが地下鉄東山線の「一社」と「上社」駅です。ただ、一社駅は本来の地下に対して上社は地上高架駅なんですな。そんなことで今回は間違えることなく会場の「名東文化小劇場に着くことができました。本来なら13時30分会場なのですが、この日も最高気温は37.8度と猛暑日でしたからもう13時15分には開場していました。

 

 このオケは団員27名と室内アンサンブルの規模のオーケストラです。今回はトラで補強して演奏会に臨んでいますが、社会人の場合練習量に限界があり、なかなか厳しい演奏になっていました。指揮者は昨年に続き秋山和慶しの弟子とでもいうべき長縄洋明氏が勤めていましたがなかなかまとめきれていませんでした。下は同じような規模で演奏されたものを貼り付けていますが、客の入りや演奏の出来も同様な程度でした。

 

 

 前半の2曲目はフォーレの「マスクとベルがマスク」という珍しい作品が演奏されました。元々は舞台音楽なのですが、その中から4曲をピックアツぷして組曲としたものです。演奏は安全運転の見本みたいなもので、やや遅めのテンポで演奏されたたまに躍動感や軽快さが不足していたのが残念です。オーケストラ編成にピアノが加わるのが普通ですが、今回は電子ピアノで代用されていました。

 

 

前半の編成、左端に電子ピアノが見えます。

 

 後半はアンコールなしのシューベルトの交響曲第6番一曲でした。休憩を入れても1時間ちょっとという少々物足りない演奏会ではありました。大ハ長調の代わりに小ハ長調と呼ばれることもある曲ですが、演奏会ではほとんど取り上げられません。古典的な序奏がついていて主題が出てくるまでがかったるいのが玉に瑕です。そういう曲の上に遅めのテンポで開始されて主題が登場しても一向にインテンポにならないという演奏でした。ここでも安全運転でしたが、知っている曲ということもあり、第一楽章から午後の睡魔に襲われてしまいました。

 

 

指揮者が目立たない珍しい演奏会でした。

 

そんなことで、最後はコンマスの主催者が締めていました。