パーシー・フェイス/コラソン
曲目/
A1 Corazón 3:12
A2 Beautiful Obsession 3:30
A3 Enter The Dragon 3:17
A4 Someone Who Cares 3:25
A5 Our Love 2:29
A6 Vado Via 2:55
B1 Crunchy Granola Suite 3:05
B2 My Heart Cries For You 4:15
B3 Pata Pata 3:00
B4 When I Fall In Love 3:40
B5 First Light 4:20
Arranged By, Conductor – Percy Faith
Bass – Bill Torma, Joe Osborn, Reinie Press
Electric Piano – Bill Mays (tracks: B5), Clark Gassman (tracks: A3)
Guitar – Al Casey (2), Bill Pitman, Tom Morell
Mixed By – Ed Barton (tracks: A2, A3, B3, B4)
Organ – Bill Mays (tracks: A3)
Percussion – Earl Palmer, Gene Pello, Hal Blaine, Jack Arnold
Tenor Saxophone – Pete Christlieb (tracks: A3)
Violin – Erno Neufeld, Hyman Goodman
Producer – Ted Glasser
Engineer – Ray Gerhardt
米Columbia – KC 32714
リリース 1973
このデザインのジャケットは日本ではほとんど目にしたことはないでしょう。日本では全く別のデザインで発売されました。日本でのタイトルは「 パーシー・フェイス/フレッシュ・サウンド」で、アルバムは下記のデザインでした。
「コラソン」といえば今の若い人は「DA PUMP」の2001年の歌を思い浮かべるのかもしれませんが、小生たちの世代は1973年にキャロル・キングが歌った「コラソン」のほうです。スペイン語で歌われる熱烈なラブ・ソングです。ホーン・セクションをフィーチャーしたサンタナばりの躍動感あふれるラテン・ロック・サウンドを聴かせてくれます。スペイン語詞のラテン・ロックではキャロルの曲とは思えないのですが、シングルは全米37位のヒットを記録しています。そのイメージをパーシー・フェイスは見事に自分のオーケストラで再現しています。下はキャロル・キングの原曲です。
このアルバム、曲目としてはブルース・リーの「燃えよドラゴン」やミリアム・マケバの「パタパタ」なんかも収録されています。いずれも当時のヒット曲ですが「映画音楽の「燃えよドラゴン」は別として、「パタ・パタ」を覚えている人はどれほどいるでしょうかねぇ。もともとは1959年に作られた曲ですが、1967年に再レコーディングされてヒットしたものです。こんな曲でした。
ちょっと横道に逸れますが、この曲最近もまたリバイバルしているようで、Playing For Changeの演奏するバージョンが気に入っています。それが下の演奏で、日本人も参加しています。
このパーシー・フェイスのアルバムは日本では受け入れられなかったのか中古でもほとんど流通していません。でも、フレンチスタイルとは違うポップさを取り入れたアルバムで個人的には先に取り上げた「ブラック・マジック・ウーマン」より好きなアルバムです。全曲は下のような演奏になっています。