ロココ・ジャズ II
曲目/
1.キラキラ星変奏曲/モーツァルト 6:10
2.組曲第4番より サラバンド/ヘンデル 4:33
3.幻想曲ニ短調 /C.P.Eバッハ 5:15
4.幻想曲ハ短調/モーツァルト 9:24
5.トッカータとフーガ/バッハ ニ短調 7:22
6.ラメント /バッハ 4:56
7.春へのあこがれ/モーツァルト 4:11
8.ディヴェルティメント ニ短調よりメヌエット/モーツァルト 4:43
9.ダウン・バイ・ザ・リヴァーサイド/アメリカ民謡 4:58
ピアノ/オイゲン・キケロ
ベース/ハンク・ハバーホック
ドラムス/ジョン・エンゲルス
録音/1987/06/06-08 ヘンダル・サウンド・スタジオ、ローネン、オランダ
P:木全誠、Wim Wigt
E:Jan Kranendonk
BMG BVCJ-5023(原盤BAYSTATE)
Rococo in Rock 6:10
Sarabande for Angelique 4:33
Philipp's Swinging Fantasia 5:15
Fantasia in Jazz 9:24
Toccata Et Fuga D Minor 7:22
Friedemann's Lamento E Minor 4:56
Sehnsucht Nach Dem Frühling 4:11
Menuette in Blues 4:43
Riverside in Rondo 4:58
これはこのジャンルに対する認識の違いなんでしようかねぇ。日本はクラシック風ジャズというふうに捉える傾向にあり、外国ではジャズの亜流という認識で、ジャズ・クラシックとしして認識しているのではないでしょうか。つまり、あくまでもジャズだから、曲名も「Rococo in Rock」となり、日本は「キラキラ星変奏曲」のジャズアレンジとしての捉え方なのでしょう。冒頭は全く違うメロディで始まりますが、どこと無くモーツァルトっぽい響きです。そして、聴き慣れたきらきら星が始まります。ひとくさり主題が奏でられるとジャズ風な変奏曲になっていきます。
2曲目はヘンデルの組曲第4番よりサラバンドです。これはきっちりと最初から主題が提示されますからわかりやすいですねぇ。
原曲を知っているクラシック通ならば結構楽しめる選曲ですが、小生のようななまじファンは結構面食らいます。あとは聞いてわかるのはバッハの「トッカータとフーガ」ぐらいでしょうかねぇ。ピアノとともにドロドロと響き渡るドラムスの音が印しよう的です。
小生は結構このクラシック風ジャズが好きでつ編めていますが、やはりいいですねぇ。ただ、オイゲン・キケロは1997年12月にスイスはチューリッヒで亡くなっています。
さて、ほとんど忘れ去られていますが、ギュンター・ノリスというジャズ・ピアニストもいました。こちらは同じトリオでもヴィヴァルディをジャズにアレンジしていました。こんな演奏でした。
機会があったら、コトラも本格的に取り上げてみましょうかねぇ。