第9回日展東海展 3
今まで名古屋展では彫塑と工芸は少し離れた別会場だったのですが、最近は洋画の続きのセクションに異動になり、陳列も一体化され見やすくなっています。これも新理事長が工芸美術出身の宮田亮平氏になったからなのでしようかねぇ。下の写真のように展示が一体化されています。
今まで陶芸は部屋の中央に集められていましたが今は上のような形にまとめられています。
神々の座「天叢雲」 山岸大成 内閣総理大臣賞
威-追憶の抄 加藤令吉 東京都知事賞
燃秋 外村逹彦 特選
STEELYARD 手銭吾郎 特選
ターコイズの風 掘菱子 特選
砂海の風 北浩介 特選
地に育つ-春を待つ- 中村武郎
こういう展示に変わったので、じっくりと作品を鑑賞しました。
水面 佐藤利一
これは染色の作品です。まるで日本画の世界です。
遠い日 八田洋子
義憤 松井宗太郎
ロープが絡み付いているような作品ですが、金細工です。
樹林 中村金治
これは紙細工なんですが、切り絵のような仕上がりです。
ここからは彫刻です。彫刻というと人物を表したものがほとんどですが、個人的にそういうものには興味がありません。
幻影 村井良樹
これは人物ですが、その構造体をむき出しにしているので興味を惹かれました。
風薫る 菜の花畑でのコンサート 宮瀬富之
思いっきりディフォルメされているのがいいですねぇ。
過ぎし日 桑山賀行
パラグアイ アルパの響き 田原迫華
ぽかぽかと 早川高師
積み木
こちらは書ですが、全ての先品がガラス枠にはめられているので写真に撮ることは叶わず、評価のしようがありませんでした。代わり映えのしない展示方法で、他の書展のほうが見せる努力をしていますなぁ。