第9回日展東海展 1
今は叔父貴も日展から引退してしまい、最近はここ数年はその「日展」からも遠のいていましたが、会期末も迫り今年はちょっとのぞいてみることにしました。やはりまだコロナかということもあるのでしょうか、会場は空いていました。
2月10日は日展の日だそうです。
会場入り口
入り口すぐ右側、この第1室は地元の作家の作品が集められています。取り上げる作品は小生の琴線に触れたものばかりです。パート1は日本画です。この名古屋展には日本画には154作品中71名の作品が展示されていました。
山響 畑中那智子
秋時雨 古田つた代
Super Ball 宮原剛
烏と空と 荒木弘訓
まさに会場正面に掲出されている作品です。
灯り 梅村愛 東海テレビ賞
種をまこう、新月の夜に 山守良佳 CBC賞
この二人は共に北名古屋市の作家さんで、日曜な作品を描いています。ともに地元の放送局の賞を受賞するなんてバチバチのライバルですな。
寒雀 安藤洋子
気息 鈴木一正
庭の花バス 木村友彦
刻わたる風 福岡正臣
秋桜 加村光子
会場には芥子の花の作品もあったのですが、こちらの方が存在感がありました。
青梅慕情-板観さんへのオマージュ- 神谷常行
全体がモノトーンの中にこの看板のカラーは目立ちます。大佛次郎原作の映画化で時代剣劇映画の金字塔 嵐寛寿郎の「鞍馬天狗」シリーズ!の一作です。1956年の東宝の制作になる作品です。
波寄町三丁目 浅井玉雄
この波寄町は熱田区ですが金山寄りのところです。線路は平面ですから名鉄線なんでしようか?
マネキンとトルソーとわたしたち 佐藤正子
マネキンもトルソーも人間も全部ひっくるめて検温されています。人間だけが36℃代で生命体だということがわかります。
沈黙の中に 古金谷初美
チェロとテナーサックス、ソプラニーノにフルート、そしてドラムスという組み合わせです。ギター類が見えないということはジャズの編成なんでしょうか。
厳冬の関ヶ原 中井康信 初入選作
陽光さす 宮本脩子
愁 大西守博 日展会員賞
草本花卉墨画 岩田壮平
緑韻に白く 長谷川喜久 文部科学大臣賞
雨ニモ・・・ 能島浜江 東京都知事賞
翡翠の里 石原進
Wall-構成と蓄積- 田中達也 特選
刻廻る 城野奈英子 特選
アクアの主 吉川咲江 特選
赫赫 福本百恵 特選
行方 林真 特選
行方 川崎麻児
二つとも「行方」です。個人的には金箔で描かれた下の方が見ごたえがありました。
共に泳ぐ。 鵜飼義丈 特選
赫き渦 潘是道 特選
生生 今井市良
震れる 石崎誠和
さあ、今年は正式な日展のYouTube動画がアップされていました。