京都ずらし旅
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宿泊した「三井アーバンホテル京都四条」は大浴場があります。下のロビーの右側が欲情の入り口です。どうも部屋のユニットバスは好きになれないので、こういう大浴場があるホテルが好きです。アメニティは提灯の左側にセットしてあり、自分の入用なものだけ持っていけます。最近のシティホテルはこういうタイプが多いですねぇ。無駄がないです。
ホテルのロビーの様子
さて、翌朝はホテルで朝食は取らず、ホテルから歩いて5分ほどのホリーズカフェでモーニングを注文します。
朝7時半からの営業で、コーヒー通なら水出しのダッチコーヒーを味わうことができます。
広い店内です。開店早々に入店しましたからほとんどお客はいません。
カウンターで注文し、セルフで受け取ります。モーニングのセットはスガキヤみたいにベルで呼び出しがありますから、なったらまたカウンターに受け取りに行きます。左の柱のところにウォーターサーバーが置いてありますから、欲しい人は自分で持って行きます。
一番ベーシックなモーニングセットです。卵はゆで卵か目玉焼きを選べます。小生はコーヒーを飲みませんからこちらはオーガニックティーです。本格的な紅茶が飲めるのもこの店のいいところです。カップはマグカップの大きさです。
さて、2日目はホテルのすぐそばの「四条西洞院」から市バス11号系統で嵐山に向かいます。このバスは京阪三条から山越中山行きのバスで、京都駅を通りませんから空いています。まあ、土曜日利用でしたから平日とは言えませんが、観光なら余裕で座っていけます。四条大宮、太秦広隆寺前、嵐山を経由します。小生たちは嵐山では下りず、嵐山天龍寺前で下ります。今日の最初の目的地、天龍寺は目の前です。
本来の歩行者道は橋の向こうで、駐車場側から入口に向かいます。
途中の塔頭「等観院」
「等観院」の紅葉
塔頭「永明院」
庭園入口の「嵯峨菊」
この旅行にはJR東海の「京都名所・スィーツ」のチケットをもらっていますので、この天龍寺の庭園はそのチケットで無料で入れました。
いきなり見事な紅葉です。
こちらは目線の高さで色合いのグラデーションが楽しめます。
今が見頃の「曹源池」
天龍寺が素晴らしいのはその植物の多さです。上は「山茶花」です。
これが四季桜なら桜と紅葉がダブルで楽しめるんですけどねぇ。
書院
ツワブキ
ツツジが咲いていました。常盤玄海ツツジ
見事なグラデーション
緑と紅葉
竹林と紅葉
青空と紅葉
豆柿、一つがわずか2㎝ほどの大きさの柿です。
日月椿
淡い色の白花ツワブキ
太神楽椿
黐ツツジ(もちつつじ)
丘からの眺め
紅葉越しの東山
紅葉と竹林
ホトトギス
川面の紅葉
天龍寺は今が一番の見頃です。
ツリー型の菊
少し南に下ります。
宝源院前の羅漢像です。
「羅漢(らかん)」とは、お釈迦様の弟子で崇高な修行者を意味しており、悟りを得た人のことをさすそうです。嵐山羅漢は、2002年に宝厳院が現在の地に移転してきて再興した折、人類の平和と嵐山の守護・景観保全を祈念して、羅漢像の寄進を募集し、全国各地から奉納されたものが並べられています。
この時期、紅葉に合わせて普段公開されていない宝厳院の庭園が公開されています。限定公開なので行列ができています。公開は10月8日から12月11日までです。ライトアップは11月12日(土曜日)~12月4日(日曜日)17:30~20:30に行われます。
ここにも羅漢像が
宝厳院は、寛正2年(1461)室町幕府の管領であった細川頼之が聖仲永光禅師を開山に迎え創建されています。応仁の乱で焼失しましたが、その後、豊臣秀吉より再建され、徳川幕府にも明治に至るまで保護されたいたようです。
創建当初は上京区にありましたが、明治時代天龍寺の塔頭の弘源寺内に移り、平成14年(2002)に現在の地に移転しています。
宝厳院の庭園「獅子吼の庭」は、室町時代に中国に二度渡った禅僧、策彦周良禅師によって作庭され、嵐山の景観を匠に取り入れた借景式枯山水庭園です。
グラデーション
茶席の無畏庵
無礙光堂(むげこうどう)
宝厳院本堂
苔むす庭石、碧岩
豊丸垣
獅子岩、確かに獅子の横顔に見えます。
渡月橋 親柱
茶室 「青嶂軒(せいしょうけん)」
門の格子越しの庭
宝厳院御朱印 カラーバージョンは500円でした。
宝厳院の庭はこじんまりとしていますが見ごたえはあります。