第44回中部二元展(2022年)
この13日まで開催されていた「第44回中部二元展」へ出かけてきました。この展覧会が開催されることは、以前取り上げた刈谷市美術館で開催されていた「第22回コンテンポラリー展 」で承知していました。
上記の展覧会は会員の個展という位置付けだったのですが、今回も石倉正義、近藤昭彦、松前 博、山田久美子氏らが作品を発表していました。この展覧会は公募展で、以下の方が受賞されていました。
深津和泉 いのちの音
松前博 夜の道
この松前氏の作品に出会うのは3度目です。テーマ的には同一で、この作品では飛行機が女性に変わっています。深層心理でこういう作品に惹かれるのでしょうなぁ。
井藤郁雄 散歩道
小倉義夫 画家の自画像
テーブルの上に置かれているのはどう見ても歯に見えてしまいます。自画像ですが本人は左のカーテンの端からちょっとだけ顔を出しています。
杉浦嘉穂 お気に入りは麦わら帽子
杉浦嘉穂 グラスの中には
この展覧会の中で唯一の写実作品でした。ですからよけい目にとまりましたが、何かホッとしました。
山田久美子 森のウニ
このウニは鉄でできています。このご時世で森のウニというタイトルから地雷を連想してしまうのは小生だけでしょうか?
吉田麻美 おおきいぐるぐる
この大きいぐるぐるはどう見ても「アンモナイト」でしょう。
葉 言葉
モールでできたこの作品、言葉をイメージしつつしばし見とれました。
森風人 コガネムシとISIATAMA22017 22019(左)
ちょっと何言っているのかわからない作品でした。
宇野由華 過ぎた時
鈴木寛子
は読めません。検索しても漢字がないのです。多分魚が群がっている様子のことだとは類推できます。カラフルな作品で目を引きました。
加藤信乃介 Greetings!(アンナ嬢の肖像)
橋本悦司 自己完結する洞窟
小倉照江 イノセント2
安田隆亮 時の流れ II
会場には二点の作品が展示されていました。ともに同じテーマだったのですが、こちちらの方が分かりやすかったので写真に収めました。もう一枚の作品は二元会のHPに掲載されています。
土田啓子 Confusion I
ところどころをぼかすという日本画の技法を取り入れた作品でしょうか。
例によって映像がアップされていました。