レイ・コニフ 「フィーリング」 | geezenstacの森

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レイ・コニフ 「フィーリング」

 

曲目/

1.Feelings 

2.A Fifth Of Tchaikovsky

I3.f You Leave Me Now

4.Rain On

5.Lowdown

6.Remembering You

7.After The Lovin'

8.Tara's Theme

9.Kiss And Say Goodbye

10.You'll Never Find Another Love Like Mine

11.Sorry Seems To Be The Hardest Word

 

Produced by Jack Gold and Ray Conniff
Synthesizer solos by Clark Gassman
Guitar solos by Dean Parks
Piano solos by Pete Jolly
Organ solos by Larry Muhoberac
Drum solos by John Guerin
Special thanks to Ron Hicklin for his work with The Singers.
Recorded at A&M Studios, Hollywood
Photos by Kathy McGinty
Design by Tom Steele
Lettering by Michael Manoogian


録音:1972/10
CBS sony   25AP-365
 
 
 1977年に発売になったアルバムです。このジャケットは日本独自のもので、曲目も日本仕様用に1曲目の「フィーリング」が追加されています。日本盤のタイトルはその「フィーリング」ですが、実際はジャケットの「After The Lovin'」です。要はオリジナルのままでは日本では受けなかったのですな。当時はイージー・リスニングブームだったのですが、レイ・コニフは歌モノが主体であったのでそのブームには乗り切れていなかったんですな。
 
 この1曲目の「フィーリング」はこれより以前の1975年2月に発売されていたアルバム、「愛ある限り」にすでに収録されていたものです。つまり、このアルバムは日本では売れる要素がない曲目だったんですなぁ。
 
 オリジナルのLPは「チャイコフスキーの第5交響曲」がA面のトップでした。これは当時流行っていたクラシックの名曲のディスコ・ヴァージョンにチャレンジしたものです。でも、これもヒットしなかったんですよねぇ。こんな演奏でした。

 

 

 ハッスルのリズムでチャイコフスキーをやっていますが、ちょっとメロディアスすぎて乗り切れていませんなぁ。まあ、レイ・コニフらしいのはやはり、最後に隠し味としてコーラスを盛り込んでいます。

 

 曲目を確認した時に「LowDown」という曲名に目がいきました。往年のブラスロックグループ「シカゴ」の名曲ですからてっきりその曲だと思っていたのですが、いざ聴いてみたら違いました。こちらは、ボズ・スキャッグスの曲だったんですなぁ。こちらの曲は第19回グラミー賞で「ベスト・R&Bソング」に選ばれていました。こちらも、ディスコ調に仕上げられています。

 

 

 そうそう、これらの楽曲の写真がオリジナルアルバムのデザインです。オリジナルアルバムは裏面も女性のアップ画像ですが、日本盤は裏面はレイコニフ一家のほのぼのとした写真があしらわれています。

 

 
 このアルバム、全体的にディスコ調の仕上げになっています。9曲目の「タラのテーマ」は風と共に去りぬの主題歌ですが、放題は「タラのテーマ'77」となっていてこれもディスコ調のアレンジです。曲の終わりに北軍のテーマ曲が流れるのは面白い演出ですな。
 
 さて、下はYouTubeにアップされているフルアルバムですが、アルバムジャケットは日本盤ですが、流れる曲には「フィーリングは」含まれていません。曲順もどうもオリジナルとは違うという不思議な音源となっています。まあ、聴いてみてください。