フランクリン・ミント
「The 100 Greatest Recordings of all」
先日友人が来名した時に最近入手したフランクリン・ミントの「The 100 Greatest Recordings of all 」シリーズのレコードを数点持ってきてくれました。フランクリン・ミントといえば、模型、オリジナル人形、時計、 コイン、メダルなどの商品でその名前を知っていましたが、レコードの存在は知りませんでした。ちなみに、フランクリン・ミント社は1964年アメリカで設立されたブランドです。 コレクション好きの大人向け、ちょっと高級な雑貨を扱うアメリカの通販会社の老舗だったそうです。 コインや切手からスタートしたらしいですが、車のおもちゃやモデルガンなどホビー全般、陶器に至るまで幅広く品揃えを拡大しました。
確かに事前にセットのリストを送ってくれてはいたのですが、内容がレコード会社はバラバラ、演奏もモノラルとステレオが混在しているという摩訶不思議な内容で、こちらも興味津々であったことから、その友人も買ったわいいけど内容がわからないので一度聴いてみてほしいと持参した次第です。
その中で今回取り上げるのは下記のボックスセットです。1ボックスにLPレコードが2枚収納されているセットで、全巻で100枚のボリュームになるセットです。このセットは通販専用で、高付加価値のフランクリン・ミントですから当時は2枚組で、10,450円の請求書がついていました。多分送料込みの価格だと思いますからLP2枚で1万円のセットだったろうと思われます。友人はこのセットをたった98円で購入しています。
これを選定した人は、NYPのラジオ・コンサート番組の専属解説者の評論家、コロンビア大学の芸術学部長、ロンドン・タイムズ紙の主任音楽評論家、ウィーン音楽アカデミー教授、指揮者のアンドレ・プレヴィン、ローマ聖セシリア音楽院教授、パリ国立音楽院理事、ジュリアード音楽院教授、西ベルリン芸術アカデミー会員、ウィリアム・シューマン(作曲家/ピュリッツァー賞音楽部門の第1回受賞者)、以上の10名という当時のそうそうたるメンバーのようで
通信販売ならではのカップリングでもう一枚はヴァン・クライバーんとコンドラシンのチャイコフスキーのピアノ協奏曲です。
クライバーンとコンドラシンの珍しい2ショット写真が掲載されています。この写真は見たことがありませんでした。こちらも名盤ですかし、以前CDでも紹介しています。ただ、音色の温かみはやはり、レコードの方が1日の長がありますなぁ。欠点といえば、レコードはこの一曲だけで、A面は第1楽章だけ、B面に第2、第3楽章が収録されています。まあ、余裕のカッティングといえばそれまでですがね。
ヤフーのオークションでは1セット2,500円以上ぐらいで出品されているようですが、中古レコード店をこまめに探した方が、いい買い物ができそうです。