1月の散財 その2
クラシック編
クラシック編で捕獲したのは下の数々のレコードです。
最上段の3枚は意識して3枚の同じ曲目を捕獲しました。ビゼーの「アルルの女」と、「カルメン」をカップリングしたものです。中段左端はソニーから発売されたワーグナーの管弦楽曲集、真ん中はイ・ムジチのヴィヴァルディアルバム、右端はアマデウス四重奏団他によるブラームスの弦楽六重奏曲の第1番、そして、下段はクリップ酢のベートーヴェンの第九とめずらしい、バルビローリのブラームスです。
ビゼーの一枚目はカラヤン/フィルハーモニアの演奏による一枚です。なぜこれを捕獲したかというと発売が日本コロムビアになっていたからです。発売は1961年の6月、レコード番号はOS-3020です。この当時はEMIも発売窓口が日本コロムビアだったんですなぁ。このときすでにEMIのマークが使われていたとは知りませんでした。このロゴマークのEMIには初めて出会いました。これは知りませんでした。解説は映画評論家でもあった岡俊雄氏が書いています。
こちらは東芝から発売されたエンジェルのクリュイタンス盤です。東芝がEMIのロゴを使うようになったのは1970年代になってからで、無ここではアメリカ仕様のエンジェルマークを使っています。
そして、3枚目は1000円盤ブームの火付け役となったコロムビアのダイヤモンド1000シリーズで発売されたハンス・ユルゲン・ワルター/ハンブルク放送交響楽団、プロ・ムジカ交響楽団のレコードです。MS1003-AXという番号ですから第1回発売分のものです。多分原盤はゲルミダスというレーベルだったと思います。
これは2枚組のアルバムですが、んんくは2,400円となっています。こんなシリーズがあったことしら記憶にありませんが、「Joy of Classic」というシリーズだったようで日本語のタイトルは「これがワーグナーだ」となっています。内容はなかなかで、ブーレーズ/ニューヨークフィル、ワルター・コロムビア、セル/クリーヴランド、オーマンディ/フィラデルフィア、スゥイトナー/ベルリン国立歌劇場O、バーンスタイン/ニューヨークフィルに加えて、最後にはグレン・グールドのピアノ版「ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲」という珍しい演奏も収録されています。
フィリップスは廉価版シリーズは色々出していましたが、このイ・ムジチのヴィヴァルディはレコード番号がPL−1001となっていてパイロットシリーズの最初のものだったことがわかります。PLシリーズはかなり所有していますが、その最初が本当にサンプラー盤であったとは、これも知りませんでした。これは当時直輸入版で発売されたイ・ムジチヴィヴァルディ大全集(全82曲、18枚組)のそれこそサンプラーだったのです。
レコード時代の「RESONANCE」シリーズの一枚です。甘です弦楽四重奏団に第2ヴィオラとしてセシル・アロノヴィッツ、第2チェロにウィリアム・プリースが参加しています。1987年版のレコ芸ムックの「新編名曲名盤500」ではこの演奏がベスト盤と評されています。
単品ではコロムビアのダイヤモンド1000シリーズにも組み込まれていましたが、これは左下に小さく書いてあるように小学館版の世界名曲全集で出版されたもので、全集の特典版として配布されたレコードです。
さて、最後はバルビローリが主兵のハレ管弦楽団を振って録音したブラームスの交響曲第4番です。当時まだ存在していたパイ原盤による一枚で、本国イギリスではパイ・ゴールデン・ジーニア・コレクターシリーズの一枚としてレコード番号はGSGC14037で発売されていました。当時はイギリスから個人輸入していたのでこれもオーダーしたのですが、なぜか欠品で入手できなかった悔しい思い出があります。下がオリジナルのジャケットです。
今回はいい買い物ができました。