あいち朝日遺跡ミュージアムと貝殻山貝塚交流館 | geezenstacの森

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あいち朝日遺跡ミュージアムと

貝殻山貝塚交流館

 

 

 今年の11月22日には清須市にオープンした、「あいち朝日遺跡ミュージアム」のある貝殻山貝塚に出掛けて来ました。朝日遺跡は、あまり知られていませんが、日本最大級とされる吉野ヶ里遺跡(佐賀県)に匹敵する弥生時代の集落跡です。

 
 
 地図の左側の建物が「あいち朝日古墳ミュージアム」で右下の建物が「貝殻山貝塚交流館」です。古墳ミュージアムは有料施設ですが、交流館は無料の施設です。この交流館は以前は資料館でと言って2019年4月1日から一時閉館していましたが、「あいち朝日古墳ミュージアム」のオープンに合わせて名前を交流館と改め再開しています。
 
 
 二つの施設の間には公園が整備されていて、その公園内に弥生時代の建物が3箇所復元されています。
 
 
 屋外の展示施設、竪穴式住居です。
 
 
 
 屋根には煙抜きの工夫もされています。
 
 
 こちらは高床式の蔵です。
 
 
 
 たたせ、ねずみ返しなどの仕掛けはなかったです。
 
 
 蔵の前には水田が作られていて、今年栽培したいねがまだ一部残されていました。
 
 
 貝塚の断層面が復元されています。貝塚の名前の通り、園内には貝塚が残されており、1から3号貝塚が整備されています。
 
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3号貝塚
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1、2号貝塚

 

平面貝塚
 
 
 
 
 こちらの方の建物は、生活品を収蔵した倉庫でしょうか。囲炉裏の跡がありませんし、建物自体は奥行きがあって住居より大きくなっています。
 
 
 さて、ここからは交流館の収蔵品です。完全な形で遺跡が保存されていたら、名古屋観光の目玉にもなったでしょうが、現在はギフトの大動脈の国道22号線と高速の環二とのジャンクションの下にほとんどが埋もれた形で現存していません。この「あいち朝日遺跡ミュージアム」と「貝殻山貝塚交流館」はその南西の外れに位置した一角に造られただけです。
 
 
 
 珍しい土器も展示されています。こんな土器、どうやって使ったんでしょうなぁ。
 
 
 
 
 
 古代米は赤米とも呼ばれました。
 
 
 
 
 
 
 縫い針まで展示されています。
 
 
 貝塚からは現代人もよく食べるカキやハマグリ、しじみに赤ニシ貝なども出土しています。
 
 
 環濠のある現在地周辺のジオラマです。
 
 
 最南端には港もあったようです。古代はここまで海だったんですなぁ。
 
 
 人骨も発見されています。
 
 
 奥の建物が「あいち朝日遺跡ミュージアム」です。
 

 交流館前では火起こしの体験もできます。
  • 休館日

    月曜日(祝祭日の場合、翌平日)
    年末年始(12月28日~1月3日)