小野道風公奉賛
第72回全国書道展覧会「道風展」
10月31日のコンサートに合わせて、春日井フォーラムで開催されている「道風展」を観てきました。この催しは今日11月3日まで開催されています。小野道風は尾張国上条(現在の愛知県
春日井市松河戸)の出身ということと、王子製紙春日井工場を抱えるまちということで、「書の街」を標榜しています。実際に松河戸には「道風記念館」も存在します。
そんなこともあり、全国から公募形式で魔としこの書道展が開催されています。
エントランスホールには一般の部の入賞作品が展示されています。
小野道風(おののとうふう 894~966)は、遣隋使で有名な小野妹子を先祖とし、藤原純友の乱を. 鎮圧した小野好古の弟、さらに小野小町をいとこに持つ、そんな華やかな家系の出です。道風は、それまでの中国的な書風から脱皮して和様書道の基礎を築いた人物と評されています。のちに、藤原佐理と藤原行成と合わせ、「三蹟」と称され、宮中で用いる屏風に文字を書いたり、公文書の清書をしたりするのがその職務であったようです。能書家としての道風の名声は生存当時から高く、また、のちに、その評価はますます高まり、「書道の神」としてまつられています。柳に飛びつくかえるを見て書道に励んだと言われていることから、この春日井文化フォーラムのエントランスには道風のその柳に跳びつく蛙のシーンのジオラマが設置されています。
し楽し野心は小生の目線で気に入ったものを取り上げています。
会場はこのアトリウムのほか、ギャラリーや春日井市役所の11、12階、さらには先にあげた「道風記念館」でも開催されています。