ポップス・グラフィティ「メモリー・タイム」のCD | geezenstacの森

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ポップス・グラフィティ

「メモリー・タイム」のCD

 

 時間がたっぷりあるので、散らかっているCDやDVDの整理をしていたらすっかり忘れていたものがたくさん出てきました。で、今回はCDです。

 

 

 

 一枚一枚はシングルCDで各CDはレコード時代と同じ2曲のの収録です。でも、CD自体はちゃんとレコード時代のデザインで制作されています。

 

 

 こんなデザインです。でも、多分ほとんどの人は見たことがないCDだと思います。なぜなら、これらのCDはCDショップでは販売されていなかったからです。で、これらのCDが手に入ったのはなんとスーパーマーケットでした。それも、これらが単品で売られていたわけではありません。なんとこれらはお菓子の景品でした。俗に言うオマケ付き菓子です。発売メーカーは「カバヤ食品」2003年の発売ものです。この会社こういう食玩はお手の物で、1980年代にはビッグワンガムという商品が、フランスのマジョレット社と提携しミニカーのオマケ付きで販売されていました。

 

 この商品は、そのシリーズの延長上にあり、「メモリータイム」という名前で、ガムの景品として付けられていたと記憶しています。

 

 

 

 製造はドイツの「AUTARC MEDIA」というところが担当していてちゃんとしたライセンス生産品です。まあ、著作権は切れていましたのでその点でも問題ないでしょう。CD番号から19までは通し番号で発売されていたのを確認しています。最後の12番は当時はレアアイテムとして発売されていました。ただ番号から行って11番もあったことがうかがい知れますが、確認は取れていません。全種揃っているのですが、6番のフィフス・ディメンションは一番聴いていて、別の場所に保管していたので写真には映っていません。いま手元にあるのはその中の9枚です。

 

PR001 ルイ・アームストロング

PR002 ピーター,ポール&マリー

PR003 ニール・セダカ

PR004 KCサンシャイン・バンド

PR005 サイモンとガーファンクル

PR006 フィフス・ディメンション

PR007 ザ・プラターズ

PR008 ザ・ライチャス・ブラザーズ

PR009 ポール・アンカ

PR012 パーシー・スレッジ

 

 アーティストの選定もそうですが、結構通の人がチョイスしただろうラインナップになっています。この中でレアアイテムは「パーシー・スレッジ」でしょう。1966年に「男が女を愛する時」が全米No.1ヒットになっています。

 

 

 この中で、最初に買ったのは「サイモンとガーファンクル」でした。最初のヒット曲の「サウンド・オブ・サイレンス」と最後のヒット曲「明日に架ける橋」の2曲が収録されています。多分、このシリーズで一番売れたのではないかと思われますが、シリーズでは5枚目です。

 

 

 トップがルイ・アームストロングということはチョイスした人は多分1950年代に生まれた人ではないでしょうか。ここで収録されているのは、「この素晴らしい世界」と「ハロー・ドーリー」です。サッチモの愛称で知られるルイ・アームストロングスはトランペット奏者ですが、66才で歌ったのは「この素晴らしい世界」でした。

 

 

 時はベトナム戦争の時代、その泥沼の状況を描いた「グッド・モーニング・ヴェトナム」で使われたバージョンを貼り付けました。

 

 小生らの世代だとパーシー・スレッジ以外は馴染みがあります。そんな中でも日本のフォーク界に大きな影響を与えた「P.P.M.」ことピーター,ポール&マリーはブラザーズ・フォーと双璧でした。ここでは「パフ」とボブ・ディランの歌でおなし蝉の「風に吹かれて」です。

 

 

 さてこのシリーズ、一枚当たりは200円ほどしたと思いますが、小生の購入価格はその1/10ほどでした。あまりの安さに、偽物だろうとタカをくくっていたのですが、さすがカバヤさん。ちゃんとした音質でした。そんなことで、最後には全種類購入した記憶があります。