サウンド・オブ・ミュージック
曲目/
1.序曲 7:16
2.サウンド・オブ・ミュージック 4:15
3.ドレミの歌 3:58
4.もうすぐ17の16才 5:08
5.これでは恋は続かない 3:16
6.山に登れ 3:02
7.止めようがない 3:28
8.エーデルワイス 2:13
9.普通の夫婦 3:01
10.私の好きなもの 2:45
ソプラノ/ジーン・クック
バリトン/ロバート・カーンズ
テノール/グレート・ピータースン
指揮/フランク・Y・ベネット
演奏/プロードウェイ・ライト・オペラ・ソサエティ
録音/1962
コンサートホール SMS-2255
殆ど流通していないレコードのようで、国内盤はオークションサイトを含めて見つかりませんでした。ただ、さすが録音されたアメリカでは別の番号のCM2255で発売されていたようです。また、米国盤は9曲しか収録されていないことになっています。
Side A
1. Overture
2. The Sound Of Music
3. Do-Re-Mi
4. Sixteen Going On Seventeen
Side B.
1. How Can Love Survive
2. Climb Ev'ry Mountain
3. No Way To Stop It
4. An Ordinary Couple
5. My Favourite Things
なんと「エーデルワイス」が収録されていないんですなぁ。不思議です。
序曲は映画版を踏襲していてるようで、主要メロディを頭から演奏しています。オーケストラの編成は小さくストリングスは左、金管は右側とくっきり分離しています。それなりのサウンドでこの序曲はまあまあの出来です。
ただ、歌が入る曲では一応本格的なミュージカル歌手が参加していますが、全く生気がありません。子供達の合唱が加わるドレミの歌でも映画のはつらつとした歌声が印象強く、ここで歌われる歌はお遊戯会の歌のレベルです。こんなレコードが良く発売されたものです。
ただ、B面となる「これでは恋が続かない」のデュエットはテノールのグレート・ピータースンがなかなか聴かせてくれます。日本版にしか含まれていない?「エーデルワイス」は期待したのですが、これもはずれでした。映画のような深みのある歌声を期待したのですがテンポも速く棒読みのような歌い方でがっかりです。
カタログの穴埋め的に制作されたレベルのレコードで少々がっかりの一枚でした。まあ、コンサートホール盤はもともとこういう玉石混淆的なところがありますからねぇ。