羽島市の八剱社
ついアップするのを忘れていましたが、1ガツの終わりに羽島市に出かけたときに、桑原町にある八剱社を訪れました。
八剱(八剣)神社という神社は全国に188社あります。天叢雲剣・草薙剣との関連から、多くは素盞嗚尊や日本武尊を祭神としています。八劍神社は、不破源六廣綱が竹鼻城に在城の天正年間(1573~1584)の天正九年、当時竹鼻町の西端(字須賀)内元宮を竹鼻城の鬼門の守りとしての氏神として遷祀した伝記を持っていて、日本武尊を祭神としています。
手前左側には大きな池があります。
写真では見切れていますが、石柱があり「郷社 八劔神社」と書いてあります。
日本武尊が伊吹山御征討の際、尊の武勇を景仰して」祀ったとあります。
羽島市にはこれだけの神社仏閣があるようです。
境内左手の林の奥に境内社が一つあり、扁額に以下の名が併記されていました。
若宮八幡神社・八幡神社・白髪神社(白鬚?)・
多度神社・富士浅間神社・金比羅神社。
拝殿の天井には見事な天井画が描かれています。
さて、あまり知られていませんが境内のあちこちには句碑があります。
渡邊俊明
新墾の 磯の田づら 人すみて
塩釜ならぬ 煙たつなり
(宮中歌会預選歌)
昭和8年に建立
南側には柿本人麻呂の社もあります。
横井祥祐
五十年を一日の如く もうできて
思頼(みたまのふゆ)を 仰ぐかしこさ
昭和39年に建立
井上宣祐
こがくれに いるともしらで
やすらへば 一声なきて行く 郭公
明治26年に建立
5月3日の竹鼻祭りで曳航される山車の倉がすぐそばにありました。
現在この八剱神社は宮司三界内容で氏子さんが管理しています。今年の竹鼻祭りの日には八剱神社の宝物の(延享五年-1779-戊辰八月吉日奉納)の三十六歌仙の変額が公開されるそうです。