マンドリンアンサンブル
「安弾手」第39回演奏会
17日はウォーキングもあったのですが、その後は名古屋市政資料館の南にある「ウィルホール」で、マンドリンアンサンブル「安弾手」第39回演奏会を聴きに出かけました。このアンサンブルは今年4月14日に開催された「第35回JMU中部マンドリンフェスティバル」にも参加していましたので聴き覚えがあります。
コンサートに先立って、ここでもウェルカムコンサートが開催され、いきものがかりの「ありがとう」が演奏されました。
本番のコンサートは3部形式で、この構成の趣旨はよくわからなかったのですが、4月のコンサートでは普通の編成だったのですが、今回は打楽器群も多数加わってのかなり聴き応えのある演奏会になっていました。
最初の曲は葉加瀬太郎の「霧島」です。元々は酒造会社のCM曲ですが、しっとりとしたいい曲です。そして、2曲目の「あしたかせっ記」も同じような響きの曲で統一感が取れています。そして、3曲目はマンドリンのためのオリジナル作品、熊谷賢一氏の「ボカリーズ第4番-風の歌」です。今回のコンサートでは唯一マンドリンのためのオリジナル作品でした。
第2部はカラッと雰囲気が変わって、1990年代前半に第ブームとなったディスコ音楽の特集でした。
天井には当時の雰囲気を再現したミラーボールまで設置され、ドラマ仕立てで、ディスコマンも登場して華麗なパフォーマンス?を披露していました。題して、「ミラーボールは止まらない」で、アバの「ダンシングクィーン」からスタートし、君の瞳に恋してる、愛がすべて、ちょっと懐メロのスターダストが演奏され、中部地方では盆踊り大会でも流れたダンシング・ヒーローも取り上げられていました。
個人的にはビージースの曲とかジンギスカンなども入っていたらなぁと思ったのですが、マンドリンという楽器の性格上あまり早いパッセージの曲は大変なんでしょうなぁ。それでも、最後に日本では「DA PUMP」の歌でヒットしたU.S.Aも日ろうされるなど大健闘でした。
第3部はクラシック作品のマスカーニの歌劇「仮面」序曲から始まりました。マスカーニといえば「カァヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲が定番て゜しょうが、マンドリンの世界ではこちらなんでしょうなぁ。
最後は「タイタニック」関連の作品、「マードックからの最後の手紙」が演奏されました。この曲、元々はブラスバンドのための作品ですが、マードックというのはタイタニック号の一等航海士であった人の手紙にインスピレーションを得て作曲されたものです。アイリッシュな旋律も登場し映画のサントラを担当したジェームズ・ホーナーに引けを取らない作品になっていました。
お約束のアンコールはミュージカル「ウェストサイド・ストーリー」から「トゥナイト」でした。おまけに最後の最後は会場を巻き込んだ「ラデツキー行進曲」が演奏され、万雷の拍手とともに終了しました。