内田修ジャズコレクション
岡崎市の図書館交流プラザLIBRAの2階に「内田修ジャズコレクション展示室」があります。今回初めて、ここを訪れることができました。
一地方都市の岡崎に居を構えながら、ここから日本のジャズ界をサポートしたのがドクター・ジャズと親しまれた外科医の内田修氏でした。
ミュージシャンではなく、評論家でもコレクターでもないのですが、日本のジャズを陰で支援し続けてきた、というのが、内田修の活動の根幹です。日本のジャズシーンを彩る秋吉敏子、宮沢昭、渡辺貞夫、菊地雅章、富樫雅彦、日野皓正、山下洋輔など、親しく交流したジャズミュージシャンは数知れません。自費で購入した膨大な数のレコード、私家録音のテープ、自宅の一部を改修して設置したスタジオとそこに置かれたオーディオや楽器類、それらはいずれもジャズミュージシャンの利用に供されていました。
ここ「LIBRA」には、1993(平成5)年1月11日、内田修氏が病院を閉院するにあたり、レコード約12,000枚をはじめ、オープンリールテープ、雑誌、オーディオ機材など膨大な資料を岡崎市に寄贈したのが始まりです。
今ではCDのコレクションも揃っています
ジャズの歴史
原田政長のコントラバス
普及しかけていた2トラ38のテープデッキで自主録音
名古屋のヤマハでジャズクラブを主催していました
その100回目のコンサートのスナップ
展示されているコレクションのレコード
ヤマハジャズフェスでのセッション
病院の中に作られていたコンソールルーム
その録音用スタジオ
ここにもレコードがぎっしり収納されています
コレクションされたオーディオ機器の数々
秋吉敏子ゆかりのピアノ
日野元彦ゆかりのドラム
宮沢昭のテナー・サックス
冨樫雅彦の特注のドラムセット
ジャズ好きなら一日いても飽きないスペースです。今度は一人で訪れてジックリジャズに浸りたいものです。