今年の夏は暑すぎでて、何処の公園も花枯れしています。そんな仲、名古屋は栄のフラリエも例外ではありませんでした。でも、今年は名古屋市美術館では開館30周年を記念し「モネ それからの100年」に続き「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」が開催されているということで、フラリエのメイン施設のクリスタルガーデンの中にも睡蓮の池が出現していました。中央にぽっかりと池が出現し、橋の両側には胡蝶蘭も並べられています。そう、以前はこの施設は「蘭の館」といわれるくらい蘭で溢れていました。その面影は今でも壁面に感じ取ることが出来ます。
で、こちらは屋外のウォーターガーデンに咲いている睡蓮です。種類こそ多くはありませんが、毎日50株程が咲いているようです。
こちらはエントランスに咲いていた「クレオメ」です。クレオメは花が少なくなる真夏にも元気によく開花します。風に蝶が舞うような花姿からセイヨウフウチョウソウの名がつきました。太くて長い雌しべと、さらに長い雄しべが突出している姿がユニークです。
さて、こちらはクリスタルガーデンのエントランスに咲いていた「サギソウ」です。
奥には「アンスリウム」も見えます。後で調べるとこのサギソウも蘭の仲間だったんですなぁ。サギソウとはよく言ったもので、鷺が羽根をひろげたような形の花は本当に鷺にそっくりです。爽やかな夏の花と言えるでしょうね。
これも蘭の仲間でしょうか。多分カトレアだと思われます。
こちらはキツネノマゴ科の「クロサンドラ」です。この花も夏の暑さに強く鼻持ちが良い植物です。
これ「ムクゲ」なんですが、ちょいと花色がムラサキで八重と言う珍しさもあって写真に撮りました。確認すると「ローズオブシャロン」という品種の八重咲きだそうです。白やピンクのムクゲはあちこちで見かけますが、こんな色目は初めてでした。
昔は夏の花の代名詞と言えば、この「カンナ」でした。一般的には黄色なんでしょうが、この深紅のカンナも良いですね。
ウォーターガーデンをぐるりと回り込むと一番南側にこの像があります。「草上の詩」というタイトルがついていました。竪琴の音色に合わせて歌っているのでしょうかね。
この池野南側には毎年「パンパスグラス」が咲きます。今は赤いサルスベリと白いパンパスグラスのコントラストが映えます。これを見ると秋の近いのを感じます。
北門から南側を眺めたところです。毎年冬にこの芝生の上でライトアップの展示が行われます。今回はベンチに座り、小一時間程、本を読みながらまったりしました。