パソコンが楽しかった頃
小生は文系の人間ですが、日本のパソコン黎明期からパソコンに興味を持っていました。最初に手に入れたのはNECのPC8001です。BASICという言語を搭載し、自分でプログラムを作ることが可能でした。この頃のインターフェースはカセットテープでソフトはカセットで提供されていました。まだ、フロッピーは登場していませんでした。
ここから、PC8001mk2、PC8801mk2を経て、漸くPC9801へとランクアップしていきました。ただ、他の電機メーカーでもすぐれたパソコンが登場していて、富士通のFMシリーズはFM77から購入しました。それまではフロッピーと言えば5インチが主流でしたが、このFM77は当時最新の3.5インチフロッピーを搭載し、時代をリードしていました。たぶん、このFMシリーズで一番ゲームを楽しんだ記憶があります。そう、ゲームはパソコンで楽しむもので、ファミコンには目もくれませんでした。
その後は、1990年代になってビジネスユースではNEC互換機のエプソンのPCを使いました。そして、Windowsが台頭してきます。最初は3.11でした。でも、まともに動かず、これはダメだと思うようになり、次第にMacに傾倒していきます。最初はパフォーマ550という一体型から仕様を開始し、Windows95が発売され時代は一気にAppleからDOS/V機に傾きます。しかし、個人ユースではMacの方が扱い易かったので、パフォーマの6300、6400と乗り換えていきます。会社ではWindowsが主流でしたから、富士通のFMVシリーズなんかも後には使いましたが、どうもWindowsは立ち上げに時間がかかるので個人ユースの主流はあくまでMacでした。
こういう変遷を経ていますから、ソフトはMacとWindowsの両方を使い分けていました。まあ、写真のように映像関係のソフトは所謂ハイブリッド仕様が多かったのでどちらでも使えるものが多かったで助かりました。一報員ターラクティブな教育ソフトは圧倒的にマックのもので揃えました。Windowsが肝心のOSが別売りであったのに対して、マックは特にパフォーマシリーズは含まれていて、尚かついろいろなソフトがバンドルされていて購入したその日から使えるのが魅力でした。セッティングも簡単でしたからねぇ。
Windowsが全盛になるとビジネスソフトの世界は大きく変わりました。Windowsも有力ソフトをバンドルし、本来はマックようのソフトだったエクセルをワードとセットでバンドルして、DOS/V時代のロータス123やワープロソフトの一太郎を駆逐していきます。小生はこの時代は互換ソフトとして人気のあった「アシスト軽く」や「アシストワード」を使っていましたが、Windows時代は一時P1・EXEというソフトで文章を書いていました。
でも、パソコンが楽しかったのは、この頃ですね。マルチメディアがもてはやされ、ゲームの機能も向上し、シンプルですが「ロードランナー」、「ゼビウス」、「マラソン」というアクションゲームにロールフレイングの「三国志」、ゴルフゲームの傑作「遥かなるオーガスタ」、町づくりの「シムシティ」なんかはよく遊びました。ゲーム専用機はそれだけで終わりですが、PCは仕事の息抜きとして同じポジションで遊べるのがよかったですね。