今回のコースは大垣駅からスタートしてまた、大垣駅に戻るコースです。基本は大垣の町中にある「ぷらっと大垣」に参加しているショップを巡る旅だからです。


大垣の道は水で溢れています。ここは駅前の大通りですが、道の脇にはそこかしこに水路があり、水都の名に恥じない町づくりがなされています。


「四季の路」は市街地を流れる水門川沿いにつくられている遊歩道で、大垣駅東の愛宕神社から、大垣駅通りを横切り、八幡神社前を通って、船町の奥の細道むすびの地に至る2.2kmにおよぶ遊歩道です。この遊歩道全体は、車道と分離され、分離帯には市の木(橘)と市の花(サツキ)が主体に植えられています。


大垣城の外堀であった水門川沿いに、市民の憩いの広場として整備された施設です。白い壁面を流れる水、丸い親水ステージ、シンボルの大きなクスノキ(市の木)や列柱の立ち並ぶ展示広場など水を主テーマとした水辺のアメニティを高める施設です。その脇には「貴船神社」があります。

美濃路沿いに、南に進むと「大賀寄宿脇本陣跡」の碑があります。

その角を西に曲がると「大手門跡」があります。


大垣城は、南と東を大手、北と西を搦手(からめて)とする要害堅固な城郭でした。惣郭(そうくるわ)には、大手口・南口・柳口・竹橋口・清水口・辰之口・小橋口の七口御門があり、なかでもこの大手口御門(東大手)は城の正門で、はじめに高麗門と呼ばれる第一の門をくぐって、左におれると威風堂々とした第二の門である櫓門につきあたる二重の城門を配置した枡形形式の堅固なものでありました。明治四年(1871)大手門を取り壊したおりに、その桝形跡に広峰神社を移建しています。そのため、同神社境内は大手門北部の原形をよくとどめ、東側の石垣は往時のままのこっています。


更に東に進むと角に「大手いこ井の泉」があります。安定して水が自噴するように、周りの地盤から1.5m掘り下げ平場を設け、その中央に、昔は多くの家で見られた井戸槽(いどぶね)を御影石で再現しています。実際ここの湧き水は飲むことが出来ます。弱アルカリ性の軟水です。