建築系愛知10大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~ | geezenstacの森

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建築系愛知10大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~

期間:2017/12/12~2018/01/14 

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 もう終了してしまいましたが、金山にある「名古屋都市デザインセンター」で展示されていた「建築系愛知10大学共同企画展 ~次世代に引き継ぐ魅力ある都市~」を覗いてきました。

 名古屋では1989年に「世界デザイン博」が開催され、その遺伝子を受け継ぎ今でもデザイン関係のイベントが継続的に行われています。栄にある「ナディアパーク」はこの展覧会を契機に生まれています。ちなみに、先日取り上げた「文化庁メディア芸術祭 愛知展」もここで開催されていました。

 この展示会の特徴は愛知の建築系の10大学が競って地域開発型の都市計画のデザインを発表していました。参加した大学は、愛知工業大学、愛知産業大学、愛知淑徳大学、椙山女学園大学、大同大学、中部大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学、名古屋大学、名城大学(50音順)で、名古屋市内の複数の再開発拠点を若者らしい視点での斬新な発想のデザインが見物でした。

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最初は再開発が進む中川運河沿いの小栗橋南側の親水公園プロジェクトです。現在は工場倉庫が6棟並ぶ街並ですが、これが骨格だけ残してオープンスペースのある親水公園として2つの案が展示してありました。ささしまライブから近い事もあり、なかなか魅力的な提案です。


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 こちらは名古屋三越前の久屋大通と大津通りに囲まれた区画に文化交流施設をという提案です。面白い事に名古屋市の中区には愛知県図書館はありますが名古屋市立の図書館はありません。そんな事で、栄のど真ん中に図書館をという構想なんでしょう。中々良いアイデアですね。

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 名古屋城の東の、明和高校近くのとり残された街園の再開発のパース案です。

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衛星都市の春日井市勝川地区の駅南の集合住宅案です。

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 こちらは具体的地名の提案が無かった小学校の「風と光の建築」というコンセプトでの提案です。少子化に会わせて低層の建築での2案が提案されていました。

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 黒川からちょいと東の御用水街園沿いの土地のインターナショナルスクールのデザイン案です。テント状の建物の案と放射状に広がる建物の案はどちらも捨て難いものがあります。



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 これらの案が実現すれば、名古屋のイメージもかなり変わるのではと期待されます。