B1は漸く近代絵画のセクションです。
64室

実はこれも「名画の怪」で紹介されている作品です。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」を題材にした作品で、妖精の女王ティターニア
65室
とボトムを描いた作品。妖精パックがかけた魔法により、ティターニアが下級労働者のボトムに恋をしてしまうストーリーで、ここでは女王にべたべたされて、恥ずかしそうなロバ頭のボトムがなんだか可愛く見えます。怪しいのは二人を囲んでいるのはキャラクターで、左下はどう見ても場違いな生き物です。小生には「ハエ男」に見えてしまいます。黒を基調としたフュースリの作品は怪しい雰囲気が漂います。

グランド・オダリスク アングル ルーブル美術館

泉 アンクル オルセー美術館

ヴァルパンソンの浴女 アングル ルーブル美術館
ドミニク・アングルの代表作ともいえるオダリスクですが、優美で繊細で一見非の打ち所がない様に見えます。しかし、よくよく眺めると、やたらと長い右腕には骨格がないように見えるし、脚の組み方は判然としません。また、よく言われるようにウエストから下が異様に長く、乳房は脇の下についているかのようです。注意して見れば見るほど奇妙なポーズです。

カナル・グランデのレガッタ カナレット ナショナル・ギャラリー、ロンドン

サン・マルコ広場 グァルディ ナショナル・ギャラリー、ロンドン

ルーブル美術館グランド目ギャラリーの改造計画 ロベール ルーブル美術館
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カトレアと3羽のブラジルハチドリ ヒード ナショナル・ギャラリー、ワシントン
初めて目にした作品ですが、妙に印象に残りました。

モント・フォンテーヌの思いで コロー ルーブル美術館
どういうわけか、中学時代からコローが好きで、家にはずっとコローの作品が飾ってありました。

落ち穂拾い ミレー ルーブル美術館

晩鐘 ミレー ルーブル美術館
漸くミレーの登場です。ルーブル美術館で実物を見ましたが、階段を登った角の部屋に何気なく飾ってあったのにびっくりしました。ほとんどの人が気づかず通り過ぎていったのです。で、じっくり鑑賞出来た事もあり、ルーブルの展示品の中では「ミロのヴィーナス」や「モナリザ」よりも時間を割いて鑑賞した思い出があります。