花巡り、2つ目は「内藤くすり博物館」です。ここはその名の通りくすりの博物館で、館内にはくすりに関する色々な展示があります。
その中で印籠をピックアップしました。印籠は水戸黄門の専売特許ではありません。携帯用のくすり入れが本来の目的です。そして、館内には御典医駕篭が展示されています。医者は、こういう駕篭で往診したんですなぁ。
本館の前には薬草園が広がります。最初は「ギンバイカ」です。太もも科の植物で、葉と果実に芳香があり、香水の原料に使われています。
シソ科の「ホーリーバジル」です。消炎・鎮痛に効果があります。
面白い佳たちをしていますが、これでもマメ科の「ハネセンナ」です。見た目から「キャンドルブッシュ」とも言われます。健康食品の原料になるそうです。
こちらもマメ科の「チンネベリーセンナ」です。便秘薬の原料として昔から使われているそうです。
「ネコノヒゲ」も薬草になるんですなぁ。カリウムが多いということで尿路結石に効果があるそうです。
「オオベンケイソウ」です。解熱、解毒剤として使われます。
「ニチニチソウ」は抗がん剤の原料として使われています。
花の形からアオイ科と分りますが、これは「カイトウメン」です。趣旨から取れる油はローソクや石鹼の原料になります。
これもシソ科の「カワミドリ」です。発火の様な香りがして風邪薬の原料となります。
「チョウマメ」です。江戸時代に日本に持ち込まれました。アサガオと同様に主に観賞用として栽培されてきた植物です。群青色の花は青色の染料に、種子は下剤として用います。
かぼちゃの花に似ていますが、こちらは「トウガン」です。
大根の花は白いですか、こちらはクリームイエローの「ダイコンソウ」です。でバラ科の植物です。
この時期あちこちで見かける「フジバカマ」です。秋の七草ですが、最近はあまり見かけません。葉や茎は利尿剤として使われています。
キク科の「おけら」の花です。正月に飲む屠蘇散の原料です。
バニラ」の実です。こうして見ると確かにビーンズだということが分ります。
最後は、「胡椒」の花です。胡椒はコショウ科の植物です。