

駒込駅は東西にしか出入り口が無いので迷う事はありません。西口から出ると右「旧古河庭園」、左「六義園」という案内があります。駅の南口からは、もうその六義園が見えるのですが、そこにある「染井門」からは入れません。大きく南に回り込んだ正門が入り口です。








もう一週間訪問が早ければ、例年ならツツジが満開なのでしょうが、今年は開花が早かったようで間に合いませんでした。




玉藻磯・出汐湊からの眺めです。対岸には妹山・背山、臥龍石・蓬萊島が望めます。

滝見の茶屋




茶屋からの眺め








渡月橋




佐伯泰英氏の「古着屋総兵衛影始末」シリーズでは悪の権化として描かれている柳沢吉保の別邸がこの六義園です。贅の限りをつくしたこの庭園は、江戸時代は小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていました。
庭園の名称は、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」、すなわち風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来するそうです。
今回の訪問は、花よりもその「回遊式築山泉水庭園」としての六義園を鑑賞しました。