旧東海道は、江戸時代はこの辺りは何も無い峠道だったのでしょうが、今は住宅地になっています。
光照寺、大乗寺、亀の水不動尊の脇を通り、再び三条通りに出ます。東海道本線の下をくぐり、道を渡って旧東海道を歩いて行きます。
ここまで来ると、道も広くなり建物も街道の風情が出てきます。屋根の棟飾りに鳩が載っている建物もありました。
暫く進むと辻に「五条別れの道標」がありました。三条通りは五条通りと合流しているとは知りませんでした。
で、そのまま東進すると山科駅に出ます。山科は宿ではないので道は真っ直ぐです。
暫く歩くと「徳林庵が左手に見えてきます。1550年に創建された臨済宗南禅寺派の寺です。
六角堂の前には井戸があり、運送往来の牛馬の水飲場として使われていました。ために、この井戸には「文政四巳年六月吉日、大阪 名古屋 金澤 奥州 上州 宰領中」という文字と古い「通」の文字が刻まれています。
旧三条通りは旧東海道と同じです。交差点の表示は「旧三条四ノ宮」となっていますが、電柱には「旧東海道」と表示されています。