名古屋ボストン美術館/ルノワールの時代 | geezenstacの森

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白川公園には名古屋市美術館があるのですが今回はそちらをパスして 最近閉館が決まった 名古屋ボストン美術館に出かけることにしました、

名古屋ボストン美術館では現在ルノワールの時代近代ヨーロッパの光と影という展示会が開催されています。

この美術館は アメリカボストン美術館所蔵の優れたコレクションを恒常的にわが国に紹介する唯一の施設として設立されました。

しかし開館から20年を経た2018年の年度末をもって 契約の更新をしないことが発表されました。 快感当初こそ目新しさで入場者が集まりましたが最近は展示の内容にもよりますが、来館者の数がかなり減っていました。

まあ、ボストン美術館の収蔵品だけでは限界があったのと、色々な足かせがあったことも関係していたんでしょうね。

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さて、ルノワールの「ブージヴァルのダンス」が今回の目玉なんでしょうが、11年ぶりの展示です。

ただ、目玉らしい作品はこれだけで、ミレー、ゴッホ、モネなどの作品も有りますが、メインストリームの作品でなくちょっともの足りません。このため、ルノワールの作品2点が特別出品されています。

個人的な関心では、さすがアメリカの美術館ということで、同時代のアメリカの作家の作品が展示されていたのが時代性を理解する上で参考になりました。

この展示会も、期間が長いこともあるのでしょうが、入場者は疎らでした。

次回展示は、歌川国芳の作品展が予定されていますが、ボストン美術館の収蔵品での展示会はそれで打ち止めのようです。最後まで、館の主旨を貫いて欲しかったなぁ、というのが個人的な感想です。