その日は親を出発したのは 10時ちょっと前だったのですが 途中土砂ぶりの雨に降られたせいもあって上松町についたのは、ほぼ2時頃でした。
名所の「目覚めの床」で昼食にしようと思ったのですが、日曜にもかかわらずどこも閑散としています。
そんな中で、ちょっと目立っ看板があったのて入って見ました。この手の看板には騙されることが多く、木曽福島の「くるま屋」もその一つでしょうか。
観光地の店はあまり期待出来ません。
ここは、「越前屋」という屋号の店でした。 店内の印象は普通の食事どころ という感じでした。 ただ、店内の装飾を見るとかなりの老舗のようで、何とこの店を描いた歌麿の浮世絵や 十返舎一句の木曽街道膝栗毛の一部分がかけられています。
看板の創業300年は疑い無いようです。
本来なら、ざる蕎麦を注文すべきなんでしょうが、生憎素とは雨で寒く、暖かいものが食べたかったので「天ぷらそば」を注文しました。
ここのそばの特徴は、蕎麦の実の中心だけを使っているので白いそばです。 ボリュームをたっぷりです。天ぷらは 小エビをあげたもので、ちょっと異色でした。
一応店の歌い文句は、挽たて、打ちたて、茹でたて、ということでしたがちょいと腰がありませんでした。
今まで食べた中では、戸隠のかけそばと木曽福島の「とち屋」が双璧でしょうかね。