今日は久しぶりに天気が良かったのですが、それも午前中だけで、午後からはまた曇り始め、一時は雨がぱらつく天気となりました。気温はまだ肌寒いのですが、屋外の梅もようやく花が満開に近くなり、いよいよ春到来を思わせます。通勤途中にある梅園では、紅白の梅がそろい咲きしました。まだ、白の方が優勢ですが紅白揃うとやはり見応えがあります。


かと思うと、職場にある桜はすでに五分咲きです。まあ、これ品種的には寒桜でしょうね。で、その下には水仙が白い花をたっぷりとつけています。黄色と白のコントラストが映えます。


そうそう、梅の木の下では小さな青い花を見つけました。多分「オオイヌノフグリ」という花でしょう。何とも下衆な名前ですが、なんでも見の形が犬の金タマに似ているとかでこういう名前になったようです。本来の「イヌノブグリ」よりも花がちょっと大きいので小さい花ですが、「オオイヌ」と名乗っています。ヨーロッパ原産の帰化植物で、1890年頃に東京に帰化したことがわかっているそうです。路傍や畑の畦道などによく見られ、早春からコバルト色の花を咲かせるので、小さいながらも春の訪れを感じさせてくれる花の一つです。

春といえばやっぱり桃の花でしょう。節句はとうに終わってしまいましたが、鮮やかなピンクの花の群生は魅せられます。

川沿いの畑の一角で黄色い花が咲いていたので、遠目には「菜の花」かなと思ったのですが、近くで撮影すると葉っぱが細身なので違う事が分かりました。家に帰って調べてみると、どうも「辛子菜」の様です。

さて、まだまだ、家庭花壇では花枯れの季節なんでしょうかね。ご近所でも、植木鉢にはまだ花が咲いていません。そんな中で唯一見つけたのが、沈丁花の花です。深紅の蕾から白い花がこぼれている様は何とも気品があります。

今日はバックにシンディングの「春のささやき」を流しています。本来はピアノ曲ですが、ここではオーケストラ編曲にピアノをフィーチャーしています。